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令和 4年  2月 環境建設常任委員会-02月28日-01号

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  1. 大和市議会 2022-02-28
    令和 4年  2月 環境建設常任委員会-02月28日-01号


    取得元: 大和市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-12
    令和 4年  2月 環境建設常任委員会-02月28日-01号令和 4年  2月 環境建設常任委員会 1 会議の名称   環境建設常任委員会 2 日時      令和4年2月28日(月)           午前 8時59分 開会           午後 6時34分 閉会 3 場所      全員協議会室 4 出席委員    鳥渕 優   安藤博夫   山崎佐由紀   石田 裕           井上 貢   青木正始   古谷田 力 5 説明員     小山副市長  環境施設農政部長  街づくり施設部長           環境管理センター所長  契約検査課長  公共建築課長           環境総務課長  生活環境保全課長  みどり公園課長           施設課長  下水道経営課長  水質管理センター所長           街づくり総務課長  建築指導課長  街づくり推進課長           道路安全対策課長  道路管理課長  農業委員会事務局次長           その他関係課係長
    6 委員外議員   古木 邦明  福本 隆史  小田 博士  山本 光宏           中村 一夫  高久 良美  小倉 隆夫 7 事務局出席者  前嶋局長  田口次長  植山議事係長  保田主事 8 傍 聴 者   4名 9 付議事件    別紙のとおり 10 会議の概要   別紙のとおり                   午前8時59分 開会                    傍聴人3名を許可                      議長挨拶 △日程第1 議案第7号、令和3年度大和市一般会計補正予算(第12号)(環境建設常任委員会所管関係)                  ( 質 疑・意 見 ) (歳  出) ◆(石田委員) 清掃費について、前年同様、コロナの影響による巣籠もり需要からの家庭系ごみ関係の予算増と思うが、どの程度増加したのか。家庭系ごみ排出抑制推進事業費資源分別回収推進支援事業費ともに伺いたい。 ◎環境管理センター所長 家庭系ごみ袋は814万3000円、当初予算に比して6.7%増加している。組数では、当初予算の121万6280組から約5%、6万922組増の127万7202組である。資源分別回収量は、メインである自治会回収において約2.2%増である。不燃資源回収は362万円程度増額しなければならない状況となっている。同様に、コンテナ配付167万9000円、ペットボトル回収257万2000円である。減としては、紙製容器包装221万9000円、可燃性資源回収65万9000円等、出入り後の417万2000円について、補正予算を計上するものである。 ◆(石田委員) ごみ回収量の増に関わり、回収員の負担増に対して、どのような課題が出ているのか。フォロー体制等、行った対策があれば教えてほしい。 ◎環境管理センター所長 回収量は増となっているが、現行体制で何とか乗り切れている。年末年始等には応援を出したり、特別な体制を組むこともあるが、平常時は切れ目なく収集を続けている。 ◆(石田委員) 回収員は体力を使う仕事である。マスク未着用の回収員もおり、感染症対策としてどのような指導をしているのか。 ◎環境管理センター所長 屋外で人と接していないタイミングで一時的に外しているものと思う。収集車には二、三名で乗車しているので、その場面での未装着はあり得ない。手洗い、うがい等、通常の感染症対策に加え、トイレでのペーパータオルの使用等、徹底を図っている。常に体調には注意を払い、風邪のような症状があったときは、私から強く要請して休みを取らせ、必ず医師なりに受診させ、コロナ関係の症状ではないことの確認、そうであった場合は引き続き休ませて感染が広がらないよう努めている。 ◆(石田委員) きめ細かな対応に感謝する。  小学5年生の児童がマスクを着用したまま走り回り、亡くなる事故が起きている。市は市民に対し、重労働の際はマスクを外すようアナウンスしていると思うので、過度にマスクを着用させるのではなく、走りながらの回収等、心肺機能が高く使われるときは適宜マスクを外すよう指導願いたい。 ◎みどり公園課長 本補正に関し、本日、やまと公園改修整備事業 事業費内訳を資料配付しているので、説明させてほしい。 ○(鳥渕委員長) やまと公園改修整備事業 事業費内訳の資料説明をしたいとの申入れを了承することに異議ないか。                    全 員 了 承 ◎みどり公園課長 補正の理由は、令和3~4年度継続事業として行う予定であった工事に対する国庫補助金(防衛8条)が令和3~4年度継続分及び令和4年度単年度分での交付見込みとなったことから、令和3~4年度の継続事業の一部を減額し、令和4年度単年度事業とするものである。  補正前、R3~4継続について、予算額計9億4738万6000円、財源内訳の国庫支出金6億1186万4000円、県支出金ゼロ、地方債3億3030万円、一般財源522万2000円である。  補正後、①R3~4継続について、予算額計6億3008万円、財源内訳の国庫支出金3億9952万5000円、県支出金1430万1000円、地方債1億9970万円、一般財源1655万4000円、継続費の国庫支出金2億1233万9000円の減となった。内容は、公園整備工事(給排水、電気、園路等)、休憩所新築工事(建築、電気、設備)、工事監理業務委託(公園、休憩所)である。  ②R4単年度は、予算額3億4859万円、財源内訳の国庫支出金2億2485万5000円、県支出金524万7000円、地方債1億950万円、一般財源898万8000円となった。内容は、公園整備工事(遊具、デッキ、植栽等)、休憩所関連工事(外構、内装、太陽光)、工事監理業務委託(公園、休憩所)である。  ③R4単年度(その他)は、予算額2627万7000円、財源内訳の国庫支出金43万2000円、県支出金ゼロ、地方債390万円、一般財源2194万5000円となった。内容は、旅費、消耗品、備品、公園台帳作成、公園整備工事付帯工である。  ①+②補正後整備事業費は、予算額9億7867万円、財源内訳の国庫支出金6億2438万円、県支出金1954万8000円、地方債3億920万円、一般財源2554万2000円となった。当初9億4738万6000円から3128万4000円の増は、工事を分割発注したことによる経費の増1997万6000円、工事監理業務委託費の増1130万8000円によるものである。補正後の財源内訳の推移は、国庫補助金と県補助金で3206万4000円の増、地方債、一般財源の市費は78万円の減となり、予算額は増であるが、国県補助金の増により市費は微減である。  ①R4+②+③R4年度予算総額は、予算額8億8760万3000円、財源内訳の国庫支出金5億5217万1000円、県支出金1282万2000円、地方債2億7720万円、一般財源4541万円となった。  令和4年度一般会計予算は、歳出、やまと公園改修整備事業にて後刻ご審議願いたい。  やまと公園改修整備事業は、工程表の記載どおり、令和5年2月の供用開始を目指しているので、よろしくお願いしたい。 ◆(石田委員) 本補正による、もともとの一般財源及び総計の増減を教えてほしい。 ◎みどり公園課長 市費は、地方債と一般財源の配分割合が変わっているが、合計額では補正後78万円の減となった。ただ、事業費を分割した関係上、総事業費は、国、県の補助金で3206万4000円の増となっている。 ◆(山崎委員) 国からの補助金が変更となった理由を教えてほしい。 ◎みどり公園課長 もともとやまと公園改修整備事業は令和4年10月の供用開始を目指していた。そのためには当然、国の補助金も必要となるが、継続費でしかゴールを目指せない。市としては防衛事業と継続費の全額補助で調整していたが、令和4年度分が分割となり、補助金申請、交付決定と工期が延びるので、供用開始目標を令和5年2月にずらした。 ◆(山崎委員) 国からの補助は、市としては、交渉等はせず、待つしかないのか。 ◎みどり公園課長 国に対して、6月に概算要望、1月に実施計画として要望している。市も国と協議しながら、概算要望、実施計画で中身を詰めている。その間も国へのアプローチとしての調整はあるが、書類の提出は6月と1月の2回のみとなり、予算作成時期とかぶっている。そこが符合していればスムーズに予算として流れるが、結果として、継続費は満額配当されなかった。 (歳  入)   な  し (継続費補正)   な  し (繰越明許費補正)   な  し (地方債補正)   な  し                      質疑終結                     討論 なし                       採決             賛成多数 環境建設常任委員会所管関係原案可決 △日程第2 議案第12号、令和3年度大和市下水道事業会計補正予算(第1号)                     質疑 なし                     討論 なし                       採決                   全員賛成 原案可決                   午前9時24分 休憩                   午前9時25分 再開 △日程第3 議案第13号、令和4年度大和市一般会計予算環境建設常任委員会所管関係)                     市側より説明                  ( 質 疑・意 見 ) (歳  出) ◆(青木委員) 交通安全啓発事業費について、庁舎1階男子トイレ横に交通事故死者ゼロとうたわれた県知事からの感謝状が掲げられている。昨年の交通事故の状況について聞きたい。 ◎道路安全対策課長 県全体の交通事故の発生件数は2万1660件で1030件の増、死者数は142人であり、昭和23年の交通事故統計開始以降、初の全国ワースト1位であるが、本市は昭和34年の市制施行以来、63年間で初めて交通事故死者数ゼロとなり、感謝状を頂いた。 ◆(青木委員) 死者数ゼロは全市民の願いだと思う。ゼロになった要因は何か。 ◎道路安全対策課長 本市の様々な施策のほか、大和警察署との協力、交通安全対策協議会をはじめとする関係者との連携、交通指導員、交通安全母の会、交通安全シルバーリーダーの協力のたまものと捉えている。 ◆(青木委員) 地域の方々一人一人の努力のたまものと思う。今後も死者数ゼロ並びに交通事故の減少に努められたい。 ◆(石田委員) 関連して、本市は昨年死亡者数ゼロであるが、それ以外の事故件数を伺いたい。自転車が車道を走るようになり、自転車と車の接触事故は増加傾向にあるのか。 ◎道路安全対策課長 直近3年間では、平成31年824件、令和2年696件、令和3年716件である。自転車事故は、平成31年260件、令和2年201件、令和3年205件である。 ◆(石田委員) コロナ禍もあり、外出の急激な減少が大きな要因と考えるが、歩道内での歩行者と自転車のすみ分けの効果も非常に出ていると思う。安全啓発と同時に推進してほしい。  本予算の令和2年度決算が当初予算に対し大幅減の1588万円で、令和4年度予算が3071万7000円なのを見ると、コロナ禍でのミーティングや勉強会等の回数減によるものだったと思う。来年度予算は、従来どおり、勉強会等を開催する予定で予算を組んだものと理解してよいか。 ◎道路安全対策課長 昨年度まで、立て看板や横断旗等の要望対策事業があったが、今年度から本事業に組み込んだことが予算増額の要因である。 ◆(石田委員) 本事業の目玉である交通安全教室の参加人数を令和2年度はあまり高く見込めなかったことを踏まえた、コロナ禍における令和4年度予算の見込まれ方を伺いたい。 ◎道路安全対策課長 急激に令和元年度並みの参加人数には戻らないと思うが、啓発品等は多少多めに見積もっている。昨年7月から大和警察署と共催で小規模なキャンペーンを実施しているので、参加人数も多少上がっていくのではないか。 ◆(石田委員) 駐輪場管理運営事業について、市は「みんちゅう」に注力しているが、あまり市民に活用されていない。駐輪場管理運営は民有地の活用も関係性が深いので、「みんちゅう」の利用状況の推移を伺いたい。 ◎道路安全対策課長 大和駅、中央林間駅合計で、平成30年度2万5646件、令和元年度2万8025件、令和2年度2万3980件なので、さほど伸びていない。駅前周辺の新設駐輪場ができていることや、高齢者がアプリを必要とする「みんちゅう」を敬遠したことが要因と考える。 ◆(石田委員) 市広報媒体では「みんちゅう」をあまりアピールしていないように思える。周知に注力願いたい。  放置自転車対策事業について、屋外の活動のため、炎天下、寒さによる関係職員の体調面を心配している。この間、配置人数の推移は横ばいなのか。人数は充足しているのか。 ◎道路安全対策課長 現行10名の巡視員が2班に分かれ、チームで活動している。出勤は交代制なので、体調面は維持されていると思う。
    ◆(石田委員) 職員の雇用形態は一律なのか。 ◎道路安全対策課長 一律である。 ◆(石田委員) 再任用、会計年度任用職員等に分かれていないのか。 ◎道路安全対策課長 会計年度任用職員として就労している。 ◆(石田委員) 10名の会計年度任用職員に指示する立場の職員はいないのか。 ◎道路安全対策課長 チーム内のベテランをリーダーとしている。 ◆(石田委員) 非常に過酷な仕事なので、労力の偏りがないよう注視してほしい。  住居表示推進事務について、下鶴間、福田、上草柳等、住居表示が実施されていない地域がある。今後の住居表示整備に関する計画などがあれば教えてほしい。 ◎街づくり計画課係長 直近の住居表示は平成30年10月9日の下鶴間内山地区で、今後の予定はない。 ◆(石田委員) 明確な住居表示は重要なので、未実施地域の住民の声を聴き、事業を進めてほしい。 ◆(山崎委員) 特殊建築物等定期報告審査事業について、「定期」とはどの程度の頻度で行うのか。また「不特定多数者が利用する特殊建築物」とは何を指すのか。 ◎建築指導課長 定期報告の期間は1年ごとである。「不特定多数者が利用する特殊建築物」とは、ホテル、旅館、サービス付高齢者向け住宅を含む共同住宅、病院等が該当する。 ◆(山崎委員) 令和4年度予算は多少増であるが、特殊建築物等が増えていると解釈してよいか。 ◎建築指導課長 定期報告では昇降機、いわゆるエレベーターが大半を占めており、年々増えているので、予算的にも審査項目の費用が増加するものと見込んでいる。 ◆(青木委員) 建築確認事務について、建築基準法上、違反となる建築工作物、建築物は市内にどの程度あるのか。 ◎建築指導課長 令和3年度の違反是正等の指導件数は22件である。 ◆(青木委員) その22件中、過去に指導されたにも関わらず、改善されていないものはあるか。 ◎建築指導課長 パトロール、通報、国の要請、消防の査察要請を受け、現地を確認した上で、違反建築物を確定している。平成30年以降、現時点での違反建築物は44件把握しており、継続して対応している。 ◆(青木委員) 完成後に違反建築物を指導しても、是正は難しいと思う。建築前の事前相談等、体制は整備されているのか。 ◎建築指導課長 違反建築物防止週間等の機会を捉え、違反建築物にならないための啓発活動を種々行っている。窓口に相談があれば、建築基準法に基づき、違反建築物とならないような対応に努めている。 ◆(青木委員) 特定行政庁である本市は建築基準法による建築主事を置き、法令等に沿い、土地の用途に合った建物を建築するよう指導していると思う。先般、市内農家より、生産緑地に開設する市民農園のトイレが違反建築工作物とならないよう相談に来たと思う。当該地は都市計画の用途が第1種低層住居専用地域なので、トイレの建築は難しいようであるが、どのような建物なら建築できるのか。 ◎建築指導課長 第1種低層住居専用地域は低層住宅の居住環境を守るための地域なので、戸建て住宅、共同住宅、店舗兼用住宅、老人ホーム、診療所等、居住者に必要な施設に限定される。 ◆(青木委員) 生産緑地内で建築できるものはあるのか。 ◎建築指導課長 他の用途地域であれば可能なものもあるが、第1種低層住居専用地域では、単独の倉庫、車庫、店舗は建築できない。その一方、建築基準法には、公益性が高いもの、事業の継続性の担保、法改正により既存不適格となった建物等、許可することがやむを得ないもの、近隣住民の理解を得られたものの場合は、建築審査会の同意を得て、特例的に許可している例がある。また、時流により、コンビニの例外許可の動きもある。以上を踏まえつつ、第1種低層住居専用地域に農業用の倉庫等の建築を認めた事例の有無、県建築行政連絡協議会での意見交換や事例研究を進めていきたい。 ◆(青木委員) 良好な生活環境の確保を図る上で支障ないと認められるものに限り許可されると思うが、営農に限界を感じ、やむを得ず転換した市民菜園等々の利用者も徐々に高齢化し、農機具の運搬が難しく、水利、トイレの設置等に併せ、農業用の納屋の必要性を感じている。他市では認められている事例もあるので、休憩所や法人運営の場合の事務所等、都度柔軟に検討されたい。 ◆(安藤委員) 民間で行われている建築確認業務パーセンテージと検査済証取得までに至っていない物件のパーセンテージを教えてほしい。 ◎建築指導課長 令和2年度は、市への申請が31件、3%、指定確認検査機関への申請は1039件、約97%で、そのような状況が数年続いている。融資等の関係上、金融機関が検査済証まで求めたりする例も多く、近年の検査済証の取得は100%近いパーセンテージで進んでいる。 ◆(安藤委員) 3%という市の確認業務の割合は人員的なものではないと思うが、どうか。 ◎建築指導課長 確認申請の審査の割合が3%と理解願いたい。一方、民間指定確認検査機関で確認等した物件は建築計画概要書として市に報告が来るもので、閲覧が可能である。民間からの報告などの処理もしなければならないので、確認の量だけでなく、地域全体の申請状況の把握も、業務のウエートとして近年多くなっている。 ◎街づくり施設部長 確認申請について、民間指定確認検査機関へ申請した時点で、市にファクス等で情報共有され、市の条例等の適合性等を見比べ、報告する業務もあるので、確認申請が民間に移ったとはいえ、市職員の業務が減ったわけではない。 ◆(安藤委員) まちづくりに対する密度が上がるものと解釈する。  違反建築においてその度合いが強いものにはどのようなものがあるのか。 ◎建築指導課長 軽微なものから、重要度の高いものまでがある。軽微なものは電話対応、比較的大規模な建物などについては若干時間がかかる物件が多い。 ◆(安藤委員) 大規模な工場等に立ち入り、検査、指導するのには大変苦労が多いと思うが、引き続き頑張ってほしい。 ◆(石田委員) 建築物の耐震化等促進事業について、今後、大きな震災等が警戒される中、非常に重要性の高い事業と捉えている。本事業は木造住宅が対象と思うが、木造と鉄骨の混構造住宅はどの程度あるのか、なぜ木造と鉄骨の混構造住宅は対象外なのか、伺いたい。 ◎建築指導課長 昭和56年以前の旧耐震の建物が対象となる。昨年12月、国の基本方針が改正され、令和12年までに耐震性が不十分なものをおおむね解消する住宅耐震化目標が出されていることから、まずは木造住宅が耐震化の大きな目標になる。中には鉄骨もあるが、大半は木造である。40年前の昭和56年以前であれば混構造も対象となるが、当時の建物状況からすれば木造住宅が主流と捉えている。 ◆(石田委員) 木造と鉄骨の混構造の耐震性は、木造住宅よりも弱い場合があると示唆する文献も散見され、課題が多い。木造と鉄骨の混構造も事業対象と理解してよいか。 ◎建築指導課長 昭和56年以前であれば対象となる。鉄骨だけでも対象となるので、診断し、耐震性がなければ改修するのが基本である。 ◆(石田委員) 説明欄に「木造住宅について」と書かれていたので、鉄骨造や木造との混構造は対象外になるのではないかと懸念し、伺ったものである。 ◎建築指導課長 住宅には、木造、マンションも含む共同住宅が含まれるので、広く昭和56年以前の建物が対象となる。 ◆(石田委員) 木造、鉄骨造を問わないものと理解する。周知もお願いしたい。今はどの程度木造の耐震化等促進が進んでいるのか。パーセントでもよいので、把握している数字を教えてほしい。 ◎建築指導課長 本市の住宅の耐震率は令和2年度末時点で94.6%である。 ◎街づくり施設部長 本事業は建築物の耐震化等促進事業なので、昭和56年以前の建築物全てを対象としており、構造とは無関係である。無料の簡易診断及び精密耐震診断費補助等は木造の戸建て住宅を対象としており、混構造は対象外である。RC造、S造等の大規模建築物は別の仕組みで支援している。 ◆(石田委員) 木造と鉄骨の混構造は、多くはないが、震災時のリスクは大きい。予算的に大きなものではないので、混構造も対象とし、リスクヘッジしてほしい。 ◆(青木委員) 先ほど触れた件だが、農地を維持するのは大変である。農地は災害時のオープンスペースでも使われるし、トイレの設置も含め、農地作業の環境改善はぜひ一考願いたい。  建築確認事務の対象は建物だけなのか。 ◎建築指導課長 建築基準法では、建築物、工作物、設備、附属する門、または塀が対象となる。 ◆(青木委員) 擁壁等も含まれるのではないか。土砂崩れの危険性があると思われるような箇所に対し、県や市では補助金制度等を設けているのか。 ◎建築指導課長 土砂災害特別警戒区域等に対する市の補助はない。 ◆(青木委員) 土砂災害特別警戒区域には指定されていないが、仮に民地に掘られた防空ごうにより、土砂崩れの可能性が大きいと思われるような箇所への補助はあるのか。 ◎建築指導課長 民地に対する市の補助はない。 ◆(古谷田委員) 開発許可等事業の減額理由を教えてほしい。 ◎街づくり計画課係長 今年度行っている大規模盛土造成地変動予測調査に伴う委託費が次年度はないためである。 ◆(古谷田委員) 開発等に伴う道路幅員の調整は、市開発事業の手続及び基準に関する条例等で明記されているのか。 ◎街づくり計画課係長 条例のみでの道路幅員の定めはない。ただ、住宅開発等、開発許可に該当する場合は、その基準の中で前面道路の幅員や新設の開発道路の延長に応じた幅員等の規定として定めている。 ◆(古谷田委員) 狭あい道路用地取得事業で改めて質疑するので、この程度にとどめる。 ◆(石田委員) 自転車利用環境推進事業について、歩道での歩行者と自転車のすみ分けは大変うれしく思うが、イオン東側歩道の緑がかなりなくなることを危惧している。市の捉え方を伺いたい。 ◎道路安全対策課長 道路構造令上、片道で自転車は1メートル、歩行者は0.75メートル、車椅子は1メートル必要となり、最低4メートルなければ整備できないので、あえて既存樹木を抜根した。 ◆(石田委員) やまと公園改修整備事業の件もあり、市民から緑に関する指摘を多く受けている。自転車と歩行者の空間を整理していくことも政策的に必要であるが、SDGsのような国、世界レベルで取り組まなければならない緑化の保全も位置づけられている。双方の政策的な比較は多分整理していないように思う。しっかり整理し、市民への説明がなければ、せっかくの政策も受け入れられず、不満や指摘につながってしまうが、いかがか。庁内で議論しているのか。 ◎道路安全対策課長 当該箇所に限り言えば、大局的なSDGsではなく、人が多い、自転車が多い、事故がある点を優先した。 ◆(石田委員) 緑を気にかける一方、政策的な必要性もあることを分かりやすく発信してほしい。 ◆(山崎委員) 道路ストック修繕計画策定事業について、東名跨線橋、東急跨線橋における事業者と市の負担割合を示されたい。 ◎道路管理課長 市で管理する道路なので、全て市の負担である。なお、国からの補助金は頂いている。 ◆(古谷田委員) 道路維持修繕事業について、委託料9507万3000円について教えてほしい。 ◎道路管理課長 委託料の内容は、排水設備清掃、街路樹管理、道路清掃、プロムナード管理、投資的委託として橋梁修繕詳細設計等である。 ◆(古谷田委員) 従前、道路修繕、補修等、事業が分かれていたと思うが、少し前から、道路維持修繕事業費として一くくりにされている。委託料について、落札事業者の事業内容、事業形態を教えてほしい。 ◎道路管理課長 需用費6億7269万3000円は工事的なもので、委託料は工事的でない樹木剪定、排水施設の清掃で、入札による単価契約を結んでいる。工事的なものについて、代表的なものとしてはパッチングが挙げられる。一般的な工事は契約検査課を通じて発注し、市内各業者に幅広く行き渡るよう配慮している。そのほか、例えば、樹木剪定については市内を3ブロックに分けて一業者に集中しないようにしている。繁忙期についても、市民の方を待たせないように対応している。 ◆(古谷田委員) 街路樹の剪定枝の処分費用は入札金額に組み込まれているのか。 ◎道路管理課長 環境管理センターへの搬入費用は当課で別に予算化しているので、業者負担ではない。 ◆(古谷田委員) 環境管理センターが引き取るので、業者負担はなく、その分の予算は計上していないと理解してよいか。 ◎道路管理課長 そのとおりである。 ◆(古谷田委員) 剪定作業は1者で市内全域を受け持っているのか。 ◎道路管理課長 最初の落札業者は次回の入札では契約できず、繁忙期に一業者に集中しない対策として、市内3ブロックが別々の業者となるよう契約条項として定めている。 ◆(古谷田委員) 樹木剪定だけでなく、道路補修も市の道路なので、市内業者に作業してほしい。金額が大きくなれば、市外、県外に出さざるを得ないが、ブロックが3つに分かれているなら、3つの入札案件とし、可能な限り市内業者に作業させたい。現状はどうか。 ◎道路管理課長 現入札要件ならば、よほど特殊な工法でない限り、市内業者としているので、道路補修に関する工事、委託はほぼ市内業者宛てに発注されている。 ◆(古谷田委員) 入札は公平であるべきと思うが、道路は地元の業者が守っていかなければ、災害時に市外、県外から応援が来てくれるわけもないので、市内の土木、建築、建設業者を守り、このような工事はなるべく発注しやすくすべきと思う。 ◆(山崎委員) 関連して、本事業では街路樹下の雑草の管理等も請け負うのか。 ◎道路管理課長 含まれている。 ◆(山崎委員) 地元の街路樹下に植えられていた花が、去年、清掃作業の際、切られてしまったようである。事務的にではなく、柔軟に対応してほしい。また、非常に古びた看板の計画的な更新もよろしくお願いしたい。 ◆(石田委員) 関連して、先般の降雪時、坂の下が強めのアイスバーンとなっていた。本市は基本的になだらかな平面であるが、川沿いの坂道が自然のトラップ状態となるので、道路の課題として対応する必要があるのではないか。本事業としての問題意識を伺いたい。 ◎道路管理課長 天気予報等を見ながら注視し、必要に応じパトロールを出したり、融雪剤を散布している。1月の降雪時は早朝から凍結防止剤を散布したが、市内各所でアイスバーンが見られるなど若干の遅れは否めず、反省している。 ◆(石田委員) 早期に気づき、溶かすまでいかずとも、砂などをまき、ブレーキが利く状態を担保すれば事故を未然に防げるので、降雪時の坂の下の対応として委託業者の頭に入れておいてもらうよう指導願いたい。 ◆(古谷田委員) 狭あい道路用地取得事業について、予定土地購入箇所とはどこか。 ◎道路管理課長 中央林間西3丁目の1件である。その他、測量地として、深見、林間2丁目、桜森1丁目等4か所の測量を予定している。                  午前10時34分 休憩                  午前10時49分 再開 ◆(青木委員) 歩道セーフティーアップ事業について説明されたい。 ◎道路安全対策課長 狭い歩道への横断防止柵の設置と段差を解消する工事である。 ◆(青木委員) 城山泉の森線の事業であるが、単年度でなく、2年もしくは4年の継続事業となった理由を教えてほしい。 ◎道路安全対策課長 本整備予定区間は約530メートルと長く、幅員が狭い。また、交通量が多く、工事時の安全管理に支障が出ることから、2か年の継続事業とした。 ◆(青木委員) 本路線に接続する城山宮下線の整備予定の有無はいかがか。 ◎道路安全対策課長 令和6年度に整備予定である。 ◆(青木委員) 城山泉の森線は、隣接市の事業の関係から交通量が増えるかもしれない。その点も加味しながら整備等々進めてほしい。 ◆(山崎委員) 交通安全施設整備事業について、交通安全施設整備(交差点改良等、カーブミラー、道路照明灯、カラー舗装、道路区画線設置)としての危険箇所は、市が点検して発見するのか、市民からの通報なのか、見つける方法を教えてほしい。 ◎道路安全対策課長 新設は道路安全対策課が、補修は道路管理課が所管している。議会、自治会、市民からの要望により現場に出向き、必要性の有無を判断し、新設できるようなら対策を講じている。 ◆(山崎委員) 不要なのに設置されていたり、必要なのに設置されていないような箇所があるので、要望等を十分精査し、危険がないよう整備願いたい。 ◆(古谷田委員) 福田相模原線歩道整備事業(上草柳地区)について、土地収用法手続き(事業認定申請)により、対象案件、土地所有者1件、物件所有者1件とあるが、詳細を説明されたい。 ◎道路安全対策課長 歩道はほぼ完成しているが、未買収土地が2件ある。そのうち1件は係争中である。もう1件は、相手方が話合いのテーブルに着いてくれないので、土地収用法の準備をし、来年度から申請を始めるため予算計上したものである。
    ◆(古谷田委員) 土地収用法との兼ね合いは難しいと思うが、引き続き地権者と話し合い、よりよい合意を得てほしい。  当該土地よりはす向かいの歩道が途切れている箇所の状況も教えてほしい。 ◎道路安全対策課長 たな子との裁判がかなり長引き、出口が見えていない。土地権利者は協力的であるが、係争が解決しない限り土地は買えないので、様子を見るしかない。 ◆(古谷田委員) 大野原小学校も近く、小学生も結構通るので、引き続き地権者並びにたな子と話し合い、合意してもらいたい。 ◆(安藤委員) 交通安全施設整備事業の道路区画線設置について、消防署前などの駐停車禁止の標示が薄く、消えている箇所を見受ける。点検の方法、優先度、重要度の高い箇所の現状を聞かせてほしい。 ◎道路安全対策課長 市で実施可能な区画線と警察でなければ実施できない区画線があるが、消防署前の停止禁止部分は警察の所管となり、市では線が引き直せない。普通の区画線は上がってきた要望を優先し、小学校近辺等から重点的に実施している。 ◆(安藤委員) 市で実施可能な箇所とそうでない箇所を示されたい。 ◎道路安全対策課長 停止線、横断歩道等、交通規制がかかる箇所は市では実施できない。 ◆(安藤委員) 県道、市道を問わず、交通規制がかかる箇所は市では実施できないと理解してよいか。 ◎道路安全対策課長 国道、県道を問わず、横断歩道は公安委員会の管轄なので、市では実施できない。 ◆(石田委員) 関連して、他自治体ではアプリケーションを用いて市民から報告できる体制を取っている。一件一件報告を受け、話を聞くのは業務的にも負担が多いので、アプリケーションの導入などは考えていないのか。 ◎道路安全対策課長 要望は各所からあるので、アプリケーションの導入は考えていない。 ◆(石田委員) 限られた職員のリソースは、相談も大事であるが、実際の市民サービスに振り分ける必要があると思うので、アプリケーションの導入はぜひ検討願いたい。明らかに危険な箇所なのに対応が遅い等、優先順位に疑問を感じている。優先順位のつけ方、考え方を伺いたい。 ◎道路安全対策課長 人の目で見ないと判断できない部分があるので、職員が要望箇所を直接視察し、判断している。 ◆(石田委員) 職員の力を相談、聴き取りに割くのではなく、表で生きるような体制を取ってほしいので、IoT、IoCを活用した事業の在り方も検討願いたい。 ◆(山崎委員) 法定外公共物の維持管理事業について、法定外公共物とは何か。 ◎道路管理課長 道路でも、河川でもない、明治時代以来の細い道路である赤道や国から譲与された水の流れていた部分である青地を主体とした財産を法定外公共物と呼んでいる。 ◆(山崎委員) 本事業予算が年々減っているのは、法定外公共物の区間が減っているからなのか。 ◎道路管理課長 通路として活用されている部分もあるが、市が管理している財産として必要な草刈りや樹木剪定、土地の払下げ要望への対応、財産管理だけなので、予算的には大きくなく、必要最小限の額で対応している。 ◆(山崎委員) 特段の減ではないが、漸減していると理解してよいか。 ◎道路管理課長 現状維持、必要最小限の額である。使用実績を踏まえるとともに、財政部局からのコロナ禍による予算縮小要請に応え、対応可能な範囲で計上している。 ◆(青木委員) コミュニティバス運行事業のやまとんGOについて、ルート変更等々、市民から意見は出ているのか。 ◎街づくり総務課長 やまとんGO、のろっとのどちらのコミュニティバスも、ルート変更も含め、個人、自治会等からいろいろな要望をいただいている。 ◆(青木委員) いただいた要望に対し、どう対応しているのか。 ◎街づくり総務課長 ルート変更が可能かどうか、職員が現地を確認し、場合により、警察との協議や運行事業者との調整を含め検証している。 ◆(青木委員) ルート変更の可否の報告、結果が出ずとも、現状説明も必要になるのではないか。市は聞いてはくれるが、何をやっているのか分からないとなるのが一番怖いので、十分対応願いたい。また、自治会もしくは自治会の一部の方からもそのような話は来ていると思うが、どうか。 ◎街づくり総務課長 いただく要望内容にもよるが、市長への手紙のような回答を求めるものは都度対応している。自治会を通じた要望は範囲が広く、即答できる内容ではないが、放置するのではなく、いただいた段階で何らかの反応は返している。 ◆(青木委員) のろっと、やまとんGOの利用者からは、市役所、病院等へのちょっとした外出時、細かく走っているので非常に便利との喜ばしい話をいただいている。反面、運行時間帯の見直しやルート変更等、諸条件あるとは思うが、細かく意見を聴き、柔軟に対応してほしい。また、のろっとでは交通系ICを導入しているので、ぜひやまとんGOでも導入してほしい旨、意見をいただいている。外出機会の創出の意味からも今後の柔軟な対応を要望する。 ◆(山崎委員) 関連して、本事業の増額理由を教えてほしい。 ◎街づくり総務課長 コミュニティバス運行事業の予算は、利用者数、運賃をある程度想定し、委託料から差し引いた額を運行に係る実質的な経費として委託していたが、書類のやり取り等、運行事業者の事務的な負担を軽くすることや、運賃収入を市の収入として改めて計上し、見える化することを目的に、今回、運行に係る経費をそのまま予算化し、運賃は別立てで歳入として見込んでいるため、実質的な予算の増額はない。 ◆(山崎委員) 雑入8799万3000円が運賃と考えてよいか。 ◎街づくり総務課長 運賃収入とバス停の命名権、バス停の広告収入である。 ◆(山崎委員) 運賃を利用見込み人数で掛けたら50万円ほど多かった。そこが広告料と理解してよいか。 ◎街づくり総務課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) 利用見込み人数が令和2年度決算より大分多い理由を教えてほしい。 ◎街づくり総務課長 コロナの収束は完全には見えていないが、直近数か月の利用者数は微増している。当課ではコロナ前の通常の外出形態の到来を見据えた利用者数を見込み、予算計上した。 ◆(石田委員) 関連して、コミュニティバスは、高齢者、妊産婦、子育て世代の利用者層が多いと思う。分析したものがあるのか。 ◎街づくり総務課長 細かな分析には至っていないが、職員による乗り込み調査、運行事業者とやり取りする中では、利用者の大半を高齢者が占めている。ベビーカー積載可否の問合せもあるので、一定数妊産婦、子育て世代も利用していると捉えている。 ◆(石田委員) コミュニティバスが「あったら便利」レベルではなく、「ないと移動もままならない」レベルには、高齢者、車のない子育て世代、障害者が多いように思う。これらの利用者層の分布を調査し、便数やルートを構成すべきである。人口では北部が明らかに多いが、高齢化率では南部が圧倒的に高いことを踏まえたルート編成を検討すべきではないか。 ◎街づくり総務課長 毎年ではないが、ルートごとにどのような世代がどのような目的で乗車しているか、調査した上でルートを選定している。利用時間帯も、業者から来るデータを把握し、常日頃より検討している。 ◆(石田委員) 現行平日は、北部ルート16便、南部ルート11便である。検討内容は定かではないが、単に人口構成だけで考えるのではなく、実際の利用者層、需要の高い利用者の分布も踏まえたルート構成や便の振り分けを考えてほしいので、検討時の材料として捉えてほしい。 ◆(井上委員) 中央林間周辺まちづくり事業について、いよいよ中央林間駅東口改札がオープンした。地元の悲願でもあり、喜びの声が非常に大きい。ただ、少ないネガティブな意見の中には、道路案件として、小田急線の東口改札と東急との連絡通路等の整備により、利用者数もかなり多く、歩行者天国のように歩行者が車両の通行を妨げているとの意見がある。具体的な道路整備手法を伺いたい。 ◎街づくり総務課長 小田急線中央林間駅東口の改札を出て、右側に曲がる道路は小田急電鉄の所有なので、なかなか手がつけられない。その先を下った市が管理する突き当たりの道路から交差点までの区間について、警察と協議中ではあるが、自動車の通行はそこでとめ、歩行者専用の道路としてリニューアルしていきたい。 ◆(井上委員) 斜めに向かう道路は手をつけないのか。 ◎街づくり総務課長 オープン当初、市長も車道を斜めに通行している歩行者を確認しているので、対策を考えている。東口改札オープンの周知が図られ、利用者が増加し、周辺土地利用に変化があれば再考したい。東急とのやり取りでは、中央林間駅周辺の道路交通体系も含めた見直し、リニューアルも考えていた。しかし、コロナの影響もあり、具体的な検討は中断しているが、将来的には東側ロータリー付近の道路体系の変更等、駅へのアクセス道路の改修は中央林間駅周辺のまちづくりの課題として認識しているので、タイミングを見て、実施も含め検討していきたい。 ◆(井上委員) 今後利用者も増えていくだろうし、よいきっかけとなればと思う。  今後、ホームの改造に入ると思うが、現行トイレは上りホームの1か所だけである。そこは改修されると思うが、下りホームへのトイレ設置の要望はあるか。 ◎街づくり総務課長 過去の歴史までは分からないが、具体的に事業が進んでいる中では、下りホームへのトイレ設置は、スペースの問題もあり、難しいと考える。 ◎街づくり施設部長 小田急中央林間駅総合改善事業は、当初令和4年度を完成予定として、下りホームへのトイレ設置も計画としてあった。ただ、コロナの影響もあり、小田急側からも経費の削減等々、現行総事業費を超えるような事業はできない、施工期間も含め、事業を見直し、事業期間は令和6年度末を目指し整備するとしている。また、トイレも新設された東側改札口の南側に設置する予定であったが、総事業費をオーバーするため、取りやめとなり、上りホームだけの改修に限らせていただきたいとの申入れで進めている。 ◆(井上委員) 事情は分かった。ただ、そういう要望があることは認識しておいてほしい。 ◆(安藤委員) 地域公共交通施策事業について、協働事業であるのりあいは将来的に全面委託事業に移行すると思うが、考え方を伺いたい。 ◎街づくり総務課長 のりあいの取組は、やまとんGOのルート拡大にもつながり、市としても重要な取組と考えている。また、やまとんGOとはまた少し違う性格として、地域の方が同乗することにより安全に乗降でき、地域の見守りにもつながっているので、そのような取組を市としてコミュニティバス運行事業を実施していくかどうかは、現状、具体的な検討はしていない。行政が全てを担うのではなく、地域で担っていただくことがバスの利用促進、安全な外出につながるものと考えるので、地域の方々の意向がある限り、引き続きの支援はしていきたい。 ◆(安藤委員) のりあい、やまとんGOともに、内容は同じだと思う。高齢者が多ければサポートをする支援者が必要なので、やまとんGOでは必要ないとはならないと思う。本市の交通移動手段としての在り方をもっと平準化させ、のりあいで受けられるサービスはやまとんGOでも同じように受けられるサービスとして、市は積極的に後押しする必要があるのではないか。 ◆(青木委員) 関連して、「歩きやすいまちづくりを進めるために、ベンチの整備を行います」とあるが、内容を詳しく聞かせてほしい。 ◎街づくり総務課長 歩きやすいまちづくりのため、高齢者が容易に外出できるよう、ベンチを設置するものである。設置場所は、北部では、つきみ野、下鶴間、中部は深見、南部は桜ヶ丘において、市が管理する歩行者専用道に設置したい。具体的な場所の選定は、極力駅へのアクセスルート上、散歩コース上で、通行や歩行に支障がなく、周辺のプライバシーに配慮した場所を考えている。 ◆(青木委員) 過去には、ベンチを設置したはいいが、気がつけば撤去されていたケースもある。そのようなことがないよう配慮いただくとともに、利用者等々にも、その目的を周知する必要がある。  ベンチの構造について、長さ等、特別な考えはあるのか。 ◎街づくり総務課長 他市では木製ベンチ等を設置していたが、朽ち果てていたので、耐久性があり、汚れにくく、また、コロナ禍による人との距離を踏まえ、今回は1人がけ用の背もたれのない石製のスツールを1か所に2脚から4脚程度設置していきたい。 ◆(青木委員) 確かに木造では、朽ちたり、降雨後、朽ちた部分が乾かず、座りにくいことも実感しているし、市民も同じように感じていると思う。  本事業の最終的な着地点はどのような整備を考えているのか。 ◎街づくり総務課長 今回のベンチの設置は、歩きやすいまちづくりにつなげることを目的とした、行政側のパイロットケースとして実施する。設置後の反響、反応を見て、事業の方向性や事業規模を考えていきたい。  いずれにせよ、本事業は市民の気軽な外出を目的として実施しているので、ベンチの増設がよいのか、別の方法があるのか、今回の反応を見て考えていきたい。 ◆(青木委員) まさにそのとおりと思う。過去、商店街でもアダプト事業的にベンチを設置し、今も大和駅周辺で何か所か残っている。商店街を利用する買い物客も、一休みしたいと思うときがあると思う。ましてや、今後高齢化が進んでいく中においては本当に多くなると思うので、各商店街等々へ協力を促していただきたい。 ◆(石田委員) 関連して、ベンチは分離式で、移動可能なものを採用するのか。コミュニティスペースとしての機能に思いを込めた質問をした経緯もあるので、もう少しイメージが湧くよう説明されたい。 ◎街づくり総務課長 人一人が座れる大きさなので、見た目は移動できそうであるが、実際は固定するので、簡単には移動できないものとなる。 ◆(石田委員) 休憩場所としての機能が第一義的であるが、今後はコミュニティスペースとしての視点を持ち、市の情報にアクセスできるQRコード等も設置してほしい。大和駅プロムナードのベンチが撤去された経緯もあるので、ぜひ設置されたい。 ◆(山崎委員) 関連して、遊歩道での休憩場所の設置は喜ぶ市民が多いのではないか。置きやすい場所からの設置になるとは思うが、要望等により、今後設置場所を増やすような場合は、歩く健康づくりの意味からも、ベンチ設置箇所の看板やチラシの配布も検討してほしい。設置場所の検討は、市だけに頼るのではなく、市民や自治会等を巻き込み、まちづくりとして考えていきたい。 ◆(石田委員) 空家等対策事業について、前年度からの変更点等があれば教えてほしい。 ◎建築指導課長 空き家対策はこれといった決め手が正直ない現状である。市内では、適正管理依頼として、管理不全の解消、数年で解体、売却に至る物件が多い一方、利活用は少ないのが現状なので、まずは適正管理依頼による対応に重点的に取り組んでいる。 ◆(石田委員) 空き家の利活用のメリットが、持ち主にとっても、不動産事業者にとっても薄いのが大きな問題で、そのノウハウも持たず、専門家でもない市が空き家バンク等を運営するのは非常に無理があるのではないか。市の描くまちづくりに沿うような利活用をしていただける不動産会社の取組に補助金を出すとか、民間を活用した空き家の活用という方向性を持たなければ、空き家施策の改善は難しいのが現状と思う。特に日本の高齢化率29%に伴い、まちを歩いていても空き家が非常に目立つ。不法侵入や火災の発生等、様々な課題が出てくるので、非常に深刻な課題として捉えてほしい。 ◆(青木委員) 関連して、空き地対策は進んでいるのか。 ◎建築指導課長 空き家対策と空き地対策は別物と捉えている。空き家は、空家等対策特別措置法に基づいて対応している。空き地の場合、草木の繁茂、不法投棄等個々のケースがあるので、基本的には各部署で対応している。 ◆(青木委員) 空き地等は、不法投棄もさることながら、雑草の問題も出てくると思う。11月から2月にかけては空気が乾燥し、ちょっとしたことが火災の原因となり、ひいては近隣住民にも迷惑がかかることが想像できる。草刈り等のボランティア団体もあるので、ぜひ調査し、空き地所有者へ紹介等々してほしい。 ◆(古谷田委員) 関連して、空き地と空き家では意味が違う。空き家なら、小規模住宅で6分の1、都市計画税が3分の1と建っているだけで減免となり、空き地にしたほうが雑種地となり、税率が高くなる。完全に人が住めない状態ならば、解体の指導、もしくは市から補助するような仕組みは考えられないか。 ◎建築指導課長 固定資産税の関係なので、所管ともいろいろな調整が必要になると思う。一方、特定空家ならば固定資産税6分の1の軽減税率が外される等、法律で規定されているので、今後の検討課題として捉えている。 ◆(古谷田委員) ぜひ検討願いたい。 ◆(山崎委員) 都市計画決定事務について、生産緑地の2022年問題が令和4年度で変動する等、予定が分かれば教えてほしい。 ◎街づくり計画課係長 生産緑地法の改正により、特定生産緑地制度が創設され、当係でも事務を進めている。平成4年に生産緑地地区に初めて指定された生産緑地は令和4年11月に30年を経過するので、そのときを迎える前までに特定生産緑地として指定し、生産緑地としてさらに10年間延長する制度である。これにより、固定資産税緩和等の優遇策も延長される仕組みとなっており、現時点では令和3年4月5日付で第1回目の特定生産緑地の指定を行っている。今後、第2回、第3回と30年に至る前までに特定生産緑地として指定していく事務を今後も進めていきたい。 ◆(山崎委員) 災害時の貴重な緑地にもなるし、営農の未来に関わるので、農地が守られるようしっかりと説明に努められたい。 ◆(青木委員) 関連して、都市計画マスタープランにおける農地の扱いを教えてほしい。 ◎街づくり施設部長 農地は、緑地機能だけではなく、火災の延焼を防ぐという都市における有効な空間である。都市計画マスタープランでは、小田急線沿線を都市軸、東側、西側、左右河川沿いをふるさと軸と位置づけ、市街化調整区域が河川沿いに広がっている。市街化調整区域の農地は、農用地、農業振興地域等に位置づけられているので、基本的には残るものと捉えているが、市街化区域内にある農地を将来に向けていかに保全していくかとの考えを都市計画的には位置づけているので、その一つの手法として、農地所有者には、農政部局も一緒になって、将来に向けた都市農地の機能を担保していくため、都市計画の部分から生産緑地地区の指定の取組みを引き続き進めていきたい。 ◆(青木委員) 所有者である農家も理解していると思うが、諸条件等々により、保全が難しくなる農地もあると思う。ぜひ営農等々が続けられるよう取り組んでほしい。 ◆(石田委員) 関連して、この間、生産緑地の指定を延長した農地とそうでない農地の割合を示されたい。 ◎街づくり計画課係長 第1回目の特定生産緑地の指定は、平成4年の指定が大部分であるが、そのほかの年度に指定された生産緑地も併せ、現時点の生産緑地全体面積の約4割強を指定している。第2回目は今年度内の指定を予定していたが、コロナ禍により、都市計画審議会の開催が延期になったこともあり、第2回目の指定は、第1回目の指定と合わせ、生産緑地面積全体の7割を超える指定面積を予定している。今後、第3回、第4回と面積的には徐々に少なくなるが、30年を迎える前までに特定生産緑地の指定を進める事務を進めていきたい。 ◆(石田委員) 我が家の周辺でも、緑地を切り開き、駐車場や住宅地に変わっていく場所を多々見受けるので、SDGsや地産地消を強めていく等、様々な観点から生産緑地は非常に重要なものと位置づけられている。なぜ営農継続が困難なのか、市としてしっかり下支えしてほしい。 ◆(井上委員) 特定土地利用誘導事業(内山地区)について「都市計画道路事業認可に向けた予備設計資料及び当該地区における将来人口推移を作成します」とあるが、この資料はいつ頃見られるのか。 ◎街づくり推進課長 来年度予算として、都市計画道路南大和相模原線は、平面設計と縦横断面設計を策定し、施工性、経済性、走行の安全性等を検証するものである。委託結果の提示には来年度いっぱいかかるので、地元協議会等で説明できると思う。 ◆(井上委員) 来年度には見られると考えてよいか。 ◎街づくり推進課長 令和4年度いっぱいで委託事業が完了するので、その前に出ると思う。 ◆(安藤委員) 特定土地利用誘導事業(中央森林地区)について、予算が大分減っている理由を教えてほしい。中央森林地区は市街化調整区域でありながら、墓地、仮設の作業場、駐車場ができ、随分スプロール的に緑が失われている。市は中央森林地区を緑の拠点とするならば、もう少し積極的な指導があってしかるべきである。来年度予算案も含め、説明願いたい。 ◎街づくり推進課長 来年度がマイナス予算となった要因は、今年度発注の中央森林東側地区交通協議資料の委託作成業務委託389万4000円の減が理由である。中央森林地区の森のスプロール化であるが、現在市街化区域にしようとしているエリアは中央森林東側を中心に進めており、中央部分と西側部分はまだ具体的な計画がない。スプロール化への具体的な対策はない。 ◎街づくり施設部長 中央森林地区東側の事業化は、委託等々、予算を伴う仕事は全部終了している。第7回線引き見直しの期間中の市街化編入に向け、事務を進めているが、関係機関との調整等々のみなので、予算はかからない。  中央森林地区は市内6つの森の一つと位置づけられているが、その位置づけは公園部局なので、街づくり施設部では具体的な話はできないが、緑の基本計画上、市の積極的買収により緑を残すものではなく、市街化編入し、宅地化を進める中で緑を保全するような位置づけとなっている。現在は東側のみ動かしているが、中央エリア、西側エリアは市街化調整区域の規制の中で最大限緑を守っていく考え方であって、緑の伐採を禁じるようなルール化はされていない。墓地が2つほど一気に造成された時期を踏まえ、開発基準により、現行墓地の造成を禁止しているので、今後墓地はできない。  ただ、建物の建築はできないが、建築物を伴わない資材置場等のための伐採は防ぎようがない。景観条例にある木竹伐採の届出制度の中で、可能な限り道路沿道や隣地側の緑だけは残すような要請は進めているが、直接緑を切ってはいけないという規制はできていない。 ◆(安藤委員) 「緑の拠点として、市民の憩いの場を確保する」とあるが、放置しておけば、緑は様々な理由から減っていくので、活用していくという積極的な姿勢がない限り保全できない。特に本市のような市街化の進んだ都市では、緑は逆に貴重である。保全するなら保全するという大きな課題を持ち上げていかない限り、保全は無理だと思う。緑の果たす役割は非常に大きい。新たな公園に芝生を植えるだけの緑とは全然違う。一本の木からどれほどの酸素が供給されているかを考えれば、大変貴重だと思う。 ◆(古谷田委員) 関連して、中央森林地区は、市外にいる最大地権者なくして開発はできにくいのではないか。先方はどのような意向を持っているのか。 ◎街づくり施設部長 企業も含め、大規模地権者がいる。当該地はスマートインターの案等が出てきた経緯もあるが、緑の保全も含め、事業なり基準をつくる際は、大規模地権者だけでなく、多種多様な地権者の合意形成が不可欠となる。当該地は昔から市街化調整区域に位置づけられ、まちづくりを進めていたが、その合意形成で頓挫してきた経緯もある。もともとは全体的な計画であったが、今回は合意形成の高い東側だけを市街化編入するなど、市の考えだけではなかなか進まない。大規模地権者、小規模地権者にかかわらず、一人一人の合意形成を含め、今後のまちづくりに努めたい。東側の市街化編入が終了すれば、残りの市街化調整区域の取組方針もつくらなければいけないので、緑の位置づけ等、地権者の意見も踏まえ、今後の取組みを考える必要がある。 ◆(古谷田委員) 以前より、小田急線の新駅設置や東名とぶつかっていることから、二見健介元議員のスマートインター構想等、いろいろな声がある。中央森林地区の開発は本市の肝となるような開発とされたい。 ◆(山崎委員) 特定地域土地利用誘導事業(内山地区)について、来年度の賛同率8割に向けての目標等が決まっていれば教えてほしい。 ◎街づくり推進課長 地元の地区計画案賛同率8割以上を目指している。来年度もこれを目標に進めていきたい。
    ◆(山崎委員) 来年度のアップ率等、具体的な個別目標はないのか。 ◎街づくり推進課長 コロナ禍において戸別訪問も控えているので、具体には回答しかねる。とにかく賛同率8割を目指したい。 ◆(石田委員) 関連して、内山地区で農作業に励んでいる方を市は把握しているのか。 ◎街づくり推進課長 具体的には把握していない。 ◆(石田委員) 農地として活用している方々の取組を見ながら、丸ごと市街化し、緑地なり、貴重な農地を潰すことのないような計画としてほしい。 ◆(山崎委員) 住宅管理費について、使用料とは、家賃、駐車場料金と考えてよいか。 ◎街づくり総務課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) 実使用料は2億円程度だと思うが、残金は一般財源として歳入計上されるのか。 ◎街づくり総務課長 特定財源として歳入を見込んでいる。 ◆(山崎委員) 使用料収入は市営住宅関係で使うようプールしておくのか、市全体の収入として計上し、都度必要になったら使うのか。 ◎街づくり総務課長 住宅使用料、駐車場使用料は、市営住宅管理運営事務、市営住宅維持管理事務、市営住宅建設時に発行した市債の償還金、職員手当等に充当している。 ◆(山崎委員) 市営住宅を改修するための積立て等ではないと理解してよいか。 ◎街づくり総務課長 現在はそのような費目には充当していない。 ◆(石田委員) 関連して、市営住宅は指定管理で管理しているが、委託料に関わる細かな内訳が非常に不透明である。人件費に関し、就労者数、振り分け方を明示されたい。 過去、市営住宅運営審議会に名を連ねていたとき、指定管理で就労している人数に比して、支払われている費用、事業者への利益率が一見大変高く見えたので、事業者に幾ら払い、うち人件費としてどの程度支払われているのか、明瞭化してほしい。 ◎街づくり総務課長 年間の指定管理料は約5300万円、うち市営住宅管理に従事する職員3名分の人件費として約1600万円が含まれている。                   午後0時10分 休憩                   午後1時09分 再開                     市側より説明                  ( 質 疑・意 見 ) ◆(石田委員) 専用水道等衛生対策事業について、PFOA、PFOSは検出されているのか。されているのであればどの程度なのか、伺いたい。 ◎生活環境保全課長 現在PFOA、PFOSは基準項目に入っていないので、本事業では調査していない。 ◆(石田委員) 基地周辺地域に多く見られることが指摘され、引地川等でも見られているので、安全な飲み水確保のため、今後PFOA、PFOSも基準項目に加えて考えていく必要があると思うが、いかがか。 ◎生活環境保全課長 本検査は、法定検査を各設置者が実施するものである。PFOA、PFOSは、県営水道を使っていれば、県で検査しているので問題ない。地下水等、井戸水を使っている場合は、今後検査の必要性が出てくるかもしれない。現状市では地下水の飲用としての使用を勧めていないが、そうする場合、検査するよう広報やホームページを通じ働きかけている。 ◆(石田委員) 農業用に使用され、経口摂取する可能性は十分考えられる。しっかりとしたチェックは基地周辺自治体の責任の一つなので、きめ細かなチェック体制を構築してほしい。 ◆(山崎委員) スズメバチ駆除対策事業について、駆除、調査の各単価を教えてほしい。 ◎生活環境保全課長 駆除単価1万2000円、調査単価4000円で見積もっている。 ◆(山崎委員) 令和3年度予算で合計282件だったものを令和4年度予算で320件に戻した理由は、スズメバチの巣が増える傾向にあるからなのか。 ◎生活環境保全課長 スズメバチの巣の発生件数で見積もっているが、自然物なので、正確な数字を見ることは難しい。令和3年度は、令和2年度、令和元年度の少ない発生数を基に見積もったので、非常に厳しい状況となった。令和4年度は令和3年度を基に見積もっている。 ◆(石田委員) 環境基本計画推進事業について、近年のSDGs等の高まりから、計画を改定する必要性がある。SDGsの名称や内容はどの程度反映されているのか、説明願いたい。 ◎環境総務課長 国の基本計画に掲げる46%の削減目標を本計画の改定案としているので、SDGs等は、今後検討の上、加えていきたい。 ◆(石田委員) 多くの会派からSDGsを踏まえた様々な提言があるので、環境施策にしっかり反映させてほしい。 ◆(古谷田委員) ごみ処理広域化事業について、大和高座ブロックに含まれる4市が県央に当たるのか、また、どういった後期の話合いが行われているのか、内容を伺いたい。 ◎環境管理センター所長 4市とは、本市、海老名市、座間市、綾瀬市で、本市で1か所、ほか3市では組合をつくり、1か所焼却処理施設を持ち、運営している。県内では近隣市町村ごとに9つにブロック分けしている。相互に排出抑制、資源化、適正処理及び緊急時の対応を柱とするごみ処理の広域化について話し合い、進めている。 ◆(古谷田委員) 本市は自前の焼却炉を持っているが、近い将来に向け、広域連携も考えていかなければならないので、本事業を取っかかりとした連携を広げてほしい。 ◆(山崎委員) 関連して、何をもって令和3年度予算との差額が生じているのか。 ◎環境管理センター所長 実質的な事業は同じであるが、他事業に含まれていた全国都市清掃会議負担金等を本事業の予算に集約したため、予算費目上では増額となっている。 ◆(石田委員) 関連して、今後、下水処理施設も生ごみや排せつ物等のエネルギー化が方針として考えられる。片方を広域化してしまうことにより自由が利かなくなるので、ごみ処理の在り方、排せつ物の処理の在り方をどのようにSDGsと絡めて考えていくかが大きなポイントになると思う。市は生ごみ利活用の方向性等は検討しているのか。 ◎環境管理センター所長 いろいろな技術資料に触れているが、実際的にはごみに関しては焼却が主流なので、将来的な課題と捉えている。 ◆(山崎委員) 公害防止啓発・指導事業について、啓発とはどのようなものを指すのか。 ◎生活環境保全課長 親子夏休み環境教室、環境保全講習会、アイドリングストップ啓発事業である。 ◆(山崎委員) 親子夏休み環境教室等は子供向けの事業なのか。 ◎生活環境保全課長 そのとおりである。昨年度は新型コロナ禍の影響で開催できなかったが、本事業は、小学生を対象に毎年8月に実施し、河川水生生物調査や自然観察を通し、環境保全の大切さを学んでいる。 ◆(山崎委員) 本予算が微増となっている理由は何か。 ◎生活環境保全課長 光化学スモッグ注意啓発看板の入替え年度に当たり、その分を予算計上した。 ◆(石田委員) 公害対策調査事業について、河川水質調査と地下水質調査の調査状況を教えてほしい。 ◎生活環境保全課長 河川水質調査は、水質汚濁防止法に基づき、境川3地点、引地川2地点を毎月分析している。地下水質調査も水質汚濁防止法に基づき、市内を8ブロックに分け、毎年順番に2地点ずつ、その他、定点測定として4地点、過去に汚染等が発見された地点を継続監視調査として2地点を調査している。 ◆(石田委員) 有害報告の有無と併せ、PFOA、PFOSに関しても何かあれば教えてほしい。 ◎生活環境保全課長 PFOA、PFOSは現在基準項目には含まれていないが、令和2年度より要監視項目となっており、年に1回、引地川で調査している。有害報告は、1か所で硝酸性窒素、亜硝酸性窒素、もう1か所で六価クロムが検出された。 ◆(石田委員) 検出された箇所はきめ細かく対応願いたい。PFOA、PFOSの件は、報道等で引地川の名前が出てしまっている。引地川は市の顔であり、まちの価値に関わる問題なので、しっかり調査し、検出されないよう努められたい。 ◆(山崎委員) 関連して、有害物質検出時の対応はどのようなものか。 ◎生活環境保全課長 調査分析し、発生地点が判明できれば、当然検出されないよう指導する。現在検出されている2地点は原因が判明していないので、継続的に状況を確認中である。 ◆(井上委員) 公衆便所等管理運営事業について、コンビニを対象とした、公共のトイレ協力店に対して、トイレ消耗品を配布する事業には様々な意見が寄せられている。募集は2月1日からとのことであるが、今現在どの程度手を挙げられているか、教えてほしい。 ◎施設課長 2月1日より開始しており、2月28日現在、7件の申請があり、現場を確認等して、全店舗に登録証を交付している。 ◆(井上委員) 2月1日からの募集開始は、いつ頃発案され、どの程度のタイムスケジュールで発表に至ったのか。 ◎施設課長 公共トイレの件は、以前より、一般質問、委員会等で多数質問をいただき、その際は、駅構内、周辺商業施設に公共的に利用できるトイレが増えていることから、ある程度充足している旨の答弁をしながら、民間のトイレ等の調査を進めていた。実際にコンビニエンスストアのトイレを対象にこのような事業に取り組めないか、昨年の10月頃から調査し始め、各コンビニの運営会社に話を聞いたり、市は公共のトイレについてデータを多く持っていないので、全国へのアンケートだったり実態調査結果を調査しながら昨年いっぱいぐらいかけてまとめ、公共のトイレ募集事業を行うよう部内で話を進めた。当時のコロナの状態は現在のそれとは違っていたので、早めに取組を開始すべく、2月1日を目標に、昨年秋ごろから取り組み始めたところである。 ◆(井上委員) この間、現場の方々と協議されたのか。 ◎施設課長 市内コンビニは約110店舗あるが、トイレの扱いは「御自由にお使いください」「お声がけください」、時間制限を設ける等、多種多様のパターンがある。コンビニ運営会社のエリアマネジャーや神奈川支店へ意見聴取してきたので、各店舗の話は聞いていない。 ◆(井上委員) 現場との協議ではなく、エリアマネジャーや本部とだけ話をし、事業を進めてきたのか。 ◎施設課長 各店舗の意見を聴いたわけではないが、エリアマネジャーとの話合いでは、オーナーごとに考え方が違うので、全店舗に協力店として登録してもらうのではなく、市の取組に賛同いただける店舗を募集し、協力店として進めてきた。 ◆(井上委員) 他市でも同じような取組をしているのか。 ◎施設課長 県内では大磯町があるが、海近くの観光客相手の店舗を対象としているため、6店舗と少ない。東京都では町田市が2010年10月頃から事業を開始しており、神社等も対象に含め、協力店舗数は現在約130件である。町田市以外にも、都内では、豊島区、立川市、千葉県では、船橋市、流山市、関西圏では、神戸市、大阪市でも実施している。 ◆(井上委員) 一番の懸念事項は衛生面である。トイレットペーパーの支給もさることながら、清掃なり衛生面に関しての考え方も伺いたい。 ◎施設課長 本制度を始める以前より、使用マナーが悪く、トイレ掃除が大変と聞いている。協力店として登録いただいた以上、市にも衛生的に維持管理する責任が生じるので、トイレットペーパー以外にも水道代等を出せないかなどの話もあったが、来店したものの、買物をせず、トイレのみ使う人数等のデータが全くない中では、水道代の補助や清掃用具の支給は根拠的に難しかった。協定を結び、水道代を補助する例はあるが、協力店として水道代や人件費を出すような例はなかった。ただ、協力店が増えれば、データを取り、今後に役立てることは考えられる。 ◆(井上委員) 県内では三浦市が飲食店を対象に事業を開始したところ、トイレの使い方がひどく、結果、事業自体が消滅したようである。そのような情報は調べたのか。 ◎施設課長 三浦市の話は詳しく知らなかった。他市では、コンビニだけでなく、いろいろな店舗で事業実施されているが、飲食店でトイレだけ使うことの是非、病院にしても簡単に出入りすることの是非も検討し、既に一般向けにトイレを開放している店舗が多く、公共性の高いコンビニに対象をとどめ、事業を進めながらノウハウが蓄積されれば拡大していきたい。 ◆(井上委員) 官民が協力して実施する事業手法である協働事業としなかったのはなぜか。 ◎施設課長 事業開始後、いろいろな意見が上がっているが、考え方も各オーナーで様々である。市の考え方に賛同してもらえるところのみを対象とする手法を取り、協力店制度とした。 ◆(安藤委員) 路上喫煙防止対策事業について「路上喫煙重点禁止区域及び禁止区域で、路上喫煙防止指導・啓発業務を実施」とあるが、当該エリアで喫煙者に注意する指導員は何人いて、どのように指導しているのか。 ◎生活環境保全課長 現在、4人の指導員が2人ずつ二手に分かれ、大和駅、中央林間駅周辺をパトロールしながら、指導、啓発に取り組んでいる。 ◆(安藤委員) 人に注意したり、指導するのは大変な仕事である。指導する人の資質、人柄、人間性を加味して、それなりの人員を配置しなければいけないと思う。となれば、どのぐらいの年齢の方を採用するのか。再就職者が大半と思うが、以前はどのような職種についていたのか。また、選考基準を伺いたい。 ◎生活環境保全課長 細かな年齢統計は取っていないが、基本的には退職者が中心なので、60代、70代が大半である。前職は、市役所職員、警察官、他の指導員等に従事していた方、丁寧、穏やかに話せるような方を採用している。 ◆(安藤委員) 本市にはおもいやりマスク着用条例もあるし、マスクを装着したままの喫煙は難しいと思うが、どうか。 ◆(井上委員) それは難しいと思う。 ◆(安藤委員) 加熱式たばこ、電子たばこ、紙たばこの区分けはあるのか。 ◎生活環境保全課長 加熱式たばこはたばこの範疇と考え、注意の対象となる。電子たばこは対象外であるが、外見では区別がつかないし、喫煙を誘発するおそれもあるので、遠慮願っている。 ◆(安藤委員) おもいやりマスク着用条例制定後、喫煙者は減少傾向にあるのか。 ◎生活環境保全課長 関係性ははかりかねるが、路上喫煙は年々減少傾向にある。 ◆(安藤委員) 歩行喫煙も困るが、吸い殻のポイ捨てが一番迷惑なので、その調査をした上で重点地区を絞ることも必要と思うが、どうか。 ◎生活環境保全課長 調査は毎年行っている。従来は駅周辺で行っていたが、条例改正に伴い、昨年度から駅以外でもたばこのポイ捨て状況について調査している。 ◆(安藤委員) たばこは嗜好品なので、人それぞれであるが、路上喫煙防止指導員の中にも喫煙者はいるのか。 ◎生活環境保全課長 喫煙自体は認められている行為なので、ルールを守った上での喫煙を指導するものではない。ただ、指導員の立場での路上喫煙は認められるものではないので、厳しく指導する。 ◆(安藤委員) 喫煙者には大変厳しい取締り、指導と思う。ルールを守っての喫煙とは言うが、喫煙所周辺の副流煙被害が問題となり、最近は喫煙所自体がなくなっている。市はどこで喫煙すればよいと考えているのか。 ◎生活環境保全課長 現状、市は喫煙所を設置していない。喫煙可能な民間施設、自宅での喫煙になろうかと思う。 ◆(青木委員) 公衆便所等管理運営事業について、施政方針を見てもトイレは大事なものと捉えており、「つきみ野駅前公衆便所の老朽化に伴い、解体工事を行います」との一文とは相反すると思うが、どうか。 ◎施設課長 つきみ野駅前公衆トイレ解体の予算要求は令和3年度からのものであり、新規案件ではない。当該トイレの設置は昭和54年6月で築43年と老朽化がひどく、年間の維持管理費は約300万円かかっている。設置の経緯は、当初、つきみ野駅にトイレがない状況を鑑み、東急が敷地内にトイレを設置後、昭和54年に市へ寄附され、維持管理をから請け負ったものである。その後、平成19年、つきみ野駅構内に多目的トイレが完成し、設置当初の目的は薄れたと考え、昨年度、今年度で利用実態調査をかけた。夜間利用者はほとんどいないので、朝7時から夜7時の12時間で調査したところ、令和2年度は85人、令和3年度は125人であった。両年度とも、利用者の4割は建設作業員、二、三割は、タクシー運転士、運送会社である。女性の利用者に限れば、令和2年度は2人、令和3年度は5人である。また、利用者の7割は運転者で、トイレ付近の丁字路に路上駐車し、利用していた。朝夕の通勤通学で歩行者が多い中、交通安全上も好ましくなく、利用者も減少、その大半が市民ではなく、建設作業員、運送会社、タクシー運転士であった。老朽化が激しく、補修費がかさむこと、全て和式トイレなのも踏まえ、解体のための予算を要求した。 ◆(青木委員) トイレ利用での路上駐車は、つきみ野駅だけでなく、中央5号公園の公衆トイレでも市民から同じような意見をいただいているので、市内全域へ注意喚起願いたい。  あわせて、維持管理費が大きいがゆえの解体と言うが、南店街共栄会共同便所、小田急大和駅公衆便所とも、負担が大きくなれば解体するのか。 ◎施設課長 大和駅は年間約170万円、大和駅を補完する南店街にも月1万円程度、維持管理費を負担している。大和駅のトイレは、小田急と協定を結び、借りているが、毎年のように維持管理費増の話が来ている。今後、公共のトイレ協力店なりが増えれば協定を取りやめることも可能だが、現時点では、即なくすのは難しい。 ◆(青木委員) 大和駅周辺は公衆トイレが少ない。現状を把握し、快適な生活が送れるよう、今後も努められたい。 ◆(山崎委員) 関連して、トイレの調査結果は1日の利用者数か。 ◎施設課長 1日の利用者数である。 ◆(山崎委員) 結構な利用者数と考える。つきみ野駅前公衆便所が解体されれば、利用者は駅前のローソンに行くのではないか。解体に当たり、店舗には事情を説明しているのか。 ◎施設課長 東急には話をしているが、ローソンにはまだしていない。 ◆(山崎委員) 今後、つきみ野駅構内のトイレの使用について要請するのか。 ◎施設課長 つきみ野駅構内のトイレは改札内にあるので、駅利用者以外の利用は難しい。ただ、実態調査では、市民が外出時に使うようなケースは見られなかった。利用者の大半は、つきみ野駅近隣の建設工事作業員、マンションの清掃作業員で、市民と思わしき人は数人だったので、工事着手に当たっては事前に丁寧に説明したい。 ◆(山崎委員) 強制力の有無はともかく、建設現場には必ずトイレを設置するよう、他課とも連携し、依頼する必要があるのではないか。解体に伴い、近隣のコンビニが迷惑を被ることのないよう対策を講じてほしい。
    ◆(石田委員) 関連して、民間へ公共のトイレ協力店を募集する前に、市が公共のトイレの設置にどの程度努力してきたかがポイントとなる。近年、公衆トイレなどを新設した件数は分かるか。 ◎施設課長 公園のトイレは都市公園法に基づくものであり、市で言う公衆トイレは廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づくものなので、市内では現行、つきみ野駅前公衆便所、協定を結んで借りている大和駅小田急マルシェ、南店街共栄会共同便所の3か所で、その後に建設した公衆トイレはない。 ◆(石田委員) そのような背景もあり、公的なトイレの設置に関し、議員各位から何度も提案されているのが現状と思う。それに対し市側は民間のトイレがあるからよいのではと答弁している。公的なトイレを民間に依存してきた背景もあり、申し訳ないから、貸し出してくれている民間事業者にトイレットペーパーを配るのならば評価できるが、本事業は、手挙げで求め、既に貸し出している。あえてそうするメリットをどう捉えているのか。行政にしかメリットがないように感じるが、市民や事業者にどういうメリットがあると考えているのか。 ◎施設課長 市には、公衆トイレを補完し、量的な拡充を図れるというメリットがある。公共のトイレ協力店には、トイレットペーパーを配るだけでなく、従来はコンビニ名しか入れられなかった啓発看板にプラスし、市でも啓発ポスターを作り、啓発面で協力していきたい。 ◆(石田委員) 公的なトイレの設置が進まない状況を補ってくれていた民間事業者全体に対し、率先して行わなければならないことであって、あえて公的なトイレに手挙げしてくれた事業者だけに限定した啓発事業とすることに違和感を覚える。公的なトイレは一義的には行政がしっかり準備すべきものであり、手挙げした事業者のみをフォローしていくものではない。貸し出しているトイレ全てを広くフォローする下から目線が重要ではないか。  歩く健康づくり推進条例を制定している関係上、市域のトイレの有無を示す分布図のようなものは把握されているのか。 ◎施設課長 市で管理する公衆トイレが少ない関係もあり、トイレマップ的なものは作成していない。今後、公共のトイレ協力店の数が増えればそのマップやウオーキングマップに描き込んでいくような取組も考えている。 ◆(石田委員) 南部はコンビニが少なく、スーパーもすぐ近くにはないので、近隣や地域を回ったりしていても、トイレがなくて困っている。中央林間テニスクラブ周辺の散歩道も周辺にコンビニ等がなく、公的なトイレもないので、散歩をするにしても、機敏に動けない方は課題が多い。民間のトイレも含め、トイレの分布図みたいなものを作り、課題が多いエリアに積極的に公的トイレを設置する必要があるのではないか。 ◆(山崎委員) 不法投棄未然防止事業について、ごみの捨てられにくい環境づくりの事業効果を示されたい。 ◎生活環境保全課長 不法投棄防止パトロールは、令和2年度、回収量3030キロ、回収件数1444件、不法投棄防止啓発看板は、令和2年度853枚、うちポイ捨て防止213枚、不法投棄防止223枚、犬のふん放置禁止231枚、飼育マナー向上186枚の実績がある。 ◆(山崎委員) 対策を講じた結果、不法投棄は減っているのか。 ◎生活環境保全課長 増減しているが、減少傾向にはある。 ◆(山崎委員) 雑入100万1000円の内容を示されたい。 ◎生活環境保全課長 不法投棄された家電リサイクル対象商品を市で対応した際、一般財団法人家電製品協会より補助してもらうものである。 ◆(山崎委員) 市で対応した分だけ、家電製品協会より補助を頂けると理解してよいか。 ◎生活環境保全課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) ごみ減量化推進事業について、事務事業評価ではリデュースの推進について改たな啓発等を検討していきますとあるが、実績と今後の予定があれば教えてほしい。 ◎環境管理センター所長 分け出しパンフレットやホームページ上の啓発となる。リデュースでいうと、最近プラスチックに関して国が動いている。全国都市清掃会議を通じ、川上からの対策も含め考えてまいりたい。 ◆(山崎委員) 川上からの対策とは何か。 ◎環境管理センター所長 上流という意味である。排出抑制の前に、製造側で量的に抑制するよう意見を上げていきたい。 ◆(山崎委員) 製造の抑制は非常に重要である。生協等、瓶を用いてリデュースしている状況も参考としてほしい。 ◆(石田委員) 公衆便所等管理運営事業について、つきみ野駅前公衆便所を解体するに当たり、答弁に問題があるように感じた。利用者の内訳を答弁する際、大半は事業者で、市民はいないと答弁していたように思う。本市は自治基本条例で市内事業者も市民と同等に扱うよう定めているので、市民と事業者を切り分けて考えるのは条例上問題があると思うが、どうか。 ◎施設課長 建設事業者であれば、建設現場でトイレを設置するのが普通である。また、調査時、タクシー運転士、運送業者に限って言えば、同じ方が1日四、五回と複数回の利用が多かった。市民であることに間違いはないが、疑問を持つような使い方もある旨、申し述べたものである。 ◆(石田委員) 会議録に残る発言なので、市民、事業者を切り分けるような考え方には注意してほしい。トイレは建設事業者が自前で用意すべきとの考え方は、民間事業者としてはあると思うが、市には、トイレに行きたいとき、誰しもが使える環境を整備する責任があるので、事業者の利用や利用回数を問題視することとは違うのではないか。つきみ野駅前公衆便所は一定使われていると判断するし、駅近郊にある歴史的な背景も伺い、一定理解するが、ただ壊すのではなく、代替措置、近隣店舗への説明もきめ細かくやってほしい。  新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、昨年10月時点においても、社会的にもう気を抜いても大丈夫という雰囲気ではなかったし、事業者も、感染状況が高まれば、貸出しを抑える等、かなり神経をとがらせていたと思う。当初より事業開始目標は本年2月としていたようであるが、なぜそのまま踏み切ったのか。 ◎施設課長 事業は2月1日より開始したが、その後も募集は続いているので、コロナ収束後の申請で問題ないこと、協力店になったからといって貸出しを強制するものではないことも説明している。 ◆(石田委員) 事業者より、なぜこの時期からの事業開始なのか、疑問を投げかけられたこともある。従前より半ば公衆トイレのように使われている中での手挙げ方式による公共のトイレ協力店の募集に驚いている。義理や筋を通し、最初の提案方法、タイミングを慎重に図るべきではなかったのか。 ◆(山崎委員) 資源循環型生ごみ処理事業は単独調理校からの生ごみを堆肥化するものであるが、共同調理場の取組の方向はどのように検討しているのか。 ◎環境管理センター所長 共同調理場からの排出規模は大変な量である。私どもに本事業が移管される直前の3月、教育委員会に対し給食残渣の資源化について情報提供しているが、それ以降、私どもにおいて共同調理場の資源化の検討はしていない。 ◆(山崎委員) 手に余る施策とは思うが、もったいないとも思うので、何かしらできることはないか、今後も考え続けてほしい。 ◆(石田委員) 関連して、本事業は学校給食に限ったものと思うが、公園の落ち葉等にも拡大できないか。生ごみの循環を広げていく考え方はないのか。 ◎環境管理センター所長 当然ごみを循環していく考え方は進めたい。ただ、本事業は、自校から排出される残渣を堆肥に替え、野菜となり、給食となって戻ってくる教育面での効果を期待したものと理解願いたい。 ◆(石田委員) 町田市では、落ち葉を集め、農家で使えるよう堆肥化する等、もう少し踏み込めば、踏み込み温床等の体験型イベントにもなると思う。落ち葉を使った資源循環はぜひ検討してほしい。 ◆(鳥渕委員) 路上喫煙防止対策事業についてのため、このタイミングでお話するが、本件は街づくり施設部に対しての要望になる。野丁場ならば敷地内にそれなりに喫煙所が設けられているが、住宅建設、道路工事等が問題となる。職人は車内で喫煙しているが、仕事始めとはいえ、人の安全を確保する立場にあるガードマンが路上喫煙をしながら作業開始時間を待っていた。私は年がら年中、市内での路上喫煙は禁止となっている旨、お声がけしているが、知らない人が多いのではないか。屋外作業員やガードマンに対し、市内での路上喫煙は禁止である旨を伝え、協力いただけるような呼びかけをお願いしたい。 ◆(安藤委員) 資源分別回収推進支援事業の資源選別所建物及び機械等補修は、4月1日からの市区町村によるプラスチック使用製品廃棄物の分別収集・再商品化が法制化に伴う予算が計上されたものと思うが、広く市民の協力を得ない限り、進まない事業である。現状、市民への啓発、宣伝は行っているのか、今後行うのか。 ◎環境管理センター所長 資源分別回収推進支援事業における増額の大きな要因は、老朽化している資源選別所の事務所棟をはじめ、多品目に対応してきた選別所内の環境整備の経費約8471万5000円が占めている。本委員会での視察をきっかけに、現在の労働環境を大幅に改善するため、工事請負費、資源選別書事務所棟の建て替え工事関連6772万3000円、仮設事務所賃借料785万4000円、スポットクーラーや照明設備、放送設備等、電源工事を含む更新、備品購入費269万3000円の予算を盛り込んだ。  プラスチック新法は4月から施行されるが、多くの市町村で準備が整っておらず、最初から準備が整っているのは数%である。本市でもこれまで容器包装プラスチックに完全対応してきた。環境省の施策に従い、100%資源化を目指し進めてきたので、製品プラスチックをその回収にどのように含めていくかは、今後検討し、市民に協力を要請することになると思う。今回の予算対応では、製品プラスチックに関しての具体的な施設整備は入っていない。 ◆(安藤委員) 本市は、資源分別にかかわらず、常に全国初、県内トップを目指す先進市を自負していると思うので、今回の資源分別回収でもトップランナーであるべきである。今回は、周りを見て、足並みをそろえながら進む程度で考えているのか。 ◎環境管理センター所長 現在の分別収集方法や現状のコンテナを中心とした運用や容器包装プラスチックの回収という現状があるので、これをどのように変えていくかの検討には少し時間を頂戴したい。 ◆(安藤委員) 現実的には法が施行されているので、いずれやるのであれば、その指針はなるべく早く出したほうが賢明と思う。 ◆(山崎委員) 生ごみ処理容器等設置支援事業について、予定数は昨年度とさして変わりないのに、手数料のみの予算減となっている理由を教えてほしい。 ◎環境管理センター所長 購入者への補助金の限度額等の引下げを考えている。電動式生ごみ処理機は、従前、上限額5万円、購入額の4分の3という補助率がついていたが、上限を3万5000円に変更したい。一方、生ごみ処理容器は、限度額自体は2万円で据え置き、補助率を購入額の4分の3に改正したい。ガーデンシュレッダーは交付基数も少なかく、県内を調べても横須賀市と本市しかなかったので廃止を考えている。  本補助金は30年以上にもわたり、意識の向上、啓発を目標に実施してきたが、長期間に及ぶ事業のため、リピーターが出てきてしまうことから、今回改正し、事業に広がりを持たせるため、交付基数自体は例年程度の105基とし、効果を落とすことなく、補助金額は下げる形で考えている。 ◆(山崎委員) 収入の財源は何か。 ◎環境管理センター所長 塵芥処理手数料なので、指定ごみ袋の売上げ等から来る。 ◆(青木委員) 資源分別回収推進事業について、回収するには集積場所が必要となる。リサイクルステーションの利用について問題等は出ていないのか。最近、リサイクルステーションへの集積物があふれ、歩道いっぱいに広がっている旨、よく耳にする。そのような場所はあるのか。 ◎環境管理センター所長 多くはないが、情報は入ってきている。管理を依頼している自治会と協働し、そのようなことがないよう注意して運営している。 ◆(青木委員) 道路にいっぱい広がってしまうと、特に通学時間帯は非常に危険なので、さらなる自治会との協力に努めてほしい。  リサイクルステーションについて、事業系の利用は可能なのか。 ◎環境管理センター所長 1回で持っていける通常の範囲でなら可能であるが、基本的には事業者自らの責任で、事業系一般廃棄物、産業廃棄物を処理できる業者と契約していただくのがベースなので、大量である場合、そちらでの処理をお願いしている。 ◆(青木委員) 自治会に入っていれば事業主にも周知できるが、リサイクルステーションを利用する事業者には、自治会や商店会に加入していない飲食店が非常に多いと思う。そのような方々に対する指導はしているのか。 ◎環境管理センター所長 事業系のごみが家庭系ごみに紛れ込む危険もあるので、パトロールし、事業者がはっきりしている場合は出し方の注意を行い、是正指導している。 ◆(青木委員) 割れ窓理論ではないが、小さいことから一つ一つ指導することにより、最終的には大きな結果が出てくると思うので、今後も尽力願いたい。 ◆(石田委員) 関連して、従前本市は、熱を取るという名目で、回収したプラスチックを燃やす割合が非常に多かった。この間のリサイクル率における燃やして熱を取る方法の割合、推移と、割合が下がっているのであればその経緯を教えてほしい。 ◎環境管理センター所長 主に容器包装プラスチックの話になると思う。平成20年代から、従前、全量サーマルとして熱回収していたものを委託に出し、その量を漸次増やしてきた。令和元年に環境管理センター内に自前で処理する施設を造り、その処理量の向上を図ってきた。資源化に回した量は約90%に達している。今年度予算では自前処理施設を土曜日も稼働させ、さらにその率を100%に近づけていきたい。 ◆(石田委員) すばらしい取組なので、市民のモチベーションにつながる情報として周知願いたい。                   午後2時42分 休憩                   午後2時58分 再開                    傍聴人1名を許可 ◆(石田委員) 柳橋ふれあいプラザ管理運営事業について、熱利用で提供している温泉施設において、コロナ禍の昨年度は9000人強を見込み予算計上していたが、予算にはどの程度影響が出たのか。まだコロナが収束していない現状において、どのような考え方からこのような予算を立てたのか、伺いたい。 ◎施設課長 昨年度は9700人程度の入場者数で予算を見積もった。令和3年度は、コロナの影響により、1年間、風呂の供用を停止したことに伴い、指定管理料も削減した。令和4年度は、コロナ対策として、通常午前10時から午後4時までの利用時間を、4月1日以降、午後零時30分から午後1時30分までの1時間を集中的な清掃、換気、消毒の時間に充て、その1時間分を削減した指定管理料を1703万円と見込み、風呂の年間利用者見込数も3万9941人と見込んでいる。また、1時間の集中的な清掃、換気、消毒以外は、従前より、30分に1回、湯の水質検査も兼ね、二つの浴場を見回り、利用者が10人程度になり次第、入場を制限しているので、新たな対策はない。ただ、今の状況が継続すれば延長する可能性もある。 ◆(石田委員) 世界各国では、制限の全廃、マスクの非着用等、日本よりはるかに感染者数が多い中でも、ある種線引きを始めているので、このような平時に近い運用を見込んだ予算計上は評価できる。感染状況を見つつ、可能限り平時に近い運用を心がけてほしい。 ◆(山崎委員) ごみ処理啓発事業について、作成した動画はどのように活用しているのか。 ◎施設課長 従来、本事業で施設見学をしていたが、コロナ禍の令和2年度は見学者を受け入れていない。令和3年度は、コロナの影響もあるが、環境管理センターの管理棟、焼却工場も含め、8月末頃まで空調工事をしていた関係上、見学者を受け入れなかった。小学校4年生を対象に、通常4月から6月にかけて行っていた施設見学ができないので、その対策として焼却施設を中心に授業で使えるようなユーチューブ動画をつくり、各小学校にお知らせした。 ◆(山崎委員) 活用は学校にお任せと考えてよいか。 ◎施設課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) 今後、見学が可能となっても、動画を活用すれば、より深く理解できるのではないか。 ◆(石田委員) 焼却灰等有効利用事業について、焼却灰中、最も重く、最も多いのは生ごみである。仮に生ごみがなくなった場合、焼却灰はどの程度減るか、試算したことはあるか。 ◎施設課長 細かな計算はしていないが、焼却ごみのうち生ごみは、水分を含んだ状態ではあるが、約40%を占めている。現行施設で減らすことは難しいが、処理方法を変え、生ごみを燃やさないとなれば、その程度は減ると思う。 ◆(石田委員) 本予算3億946万3000円から4割減れば相当だし、水分を含んだまま燃やすため、大量の化石燃料を投じていることを考えれば、脱炭素の観点からも課題のある方法だと思う。今後、様々な更新等が迫ってくるので、各国の処理方法等も参考に次世代に向けて検討してほしい。 ◆(青木委員) 塵芥収集事業について「家庭から排出されるごみを収集し、衛生的で快適な生活環境を確保します」として、可燃ごみ(直営):戸別収集(3班12台)、可燃ごみ(委託):戸別収集(4班16台)とあるが、適正台数なのか。 ◎環境管理センター所長 現在7地区で収集しているが、予備車も保有しており、適正台数で市民から排出されるごみを収集できている。 ◆(青木委員) 1台当たり二、三名乗車していると思う。現場から、ごみの量の増加に伴い、労務に支障が出ている等の声は耳に入っているか。 ◎環境管理センター所長 労務に支障があるとまでは言わないが、北部に大型マンションができた場合の地区の取り方等の問題がある。今年度、可燃ごみ(委託)1班分、1地区を委託する話もこの中に含まれており、地図の切り分け、量としての適正さを是正しながら進めてきた。 ◆(青木委員) 北部はかなり密集しているし、地図の切り方も難しいと思う。班体制等々、うまく組み分けし、運用してほしい。あくまでも労務環境整備の観点からお願いしたい。 ◆(山崎委員) 関連して、可燃ごみ(委託)1班分の増が本予算の増額につながっているのか。 ◎環境管理センター所長 まさに増額分が直結している。可燃ごみ(委託)1班分7497万6000円が増え、差引きでこのような増額が出ている。 ◆(山崎委員) 農業振興費について、農政課では生産緑地対策として何か行っているのか。 ◎農政課係長 生産緑地保全のため、平成30年9月に都市農地の貸借の円滑化に関する法律が施行された。内容は生産緑地の貸し借りが可能となり、現在、下鶴間と福田の各1か所で、耕作できなくなった土地所有者が規模を拡大したい農家にそれぞれ貸し付け、生産緑地を保全している。 ◆(石田委員) 農政課内庶務事業について、新型コロナの影響もあり、国の補正予算や新年度予算では、取ろうと思えば何千万円と取れそうな予算が幾つも出されているが、農家に聞くと、そのようなものを取るための細かい事務作業や書類をそろえることが困難で、条件はそろっていても取れていない現状がある。制度自体を知らないので周知する等、国の補助金を取るための積極的なフォローアップ体制が必要と思うが、取組状況を伺いたい。 ◎農政課係長 コロナでなければ、毎年4月に開催している地区農業者の代表者30名による都市農業振興推進員の会議において、関東農政局の職員からの国の予算説明、周知に努めている。 ◆(石田委員) 今のやり方では弱いのではないか。コロナ禍により、市に引っ張れる金額が大きく変わっている。それにより営農が可能となり、農地がなくなっていく問題にも大きく寄与する可能性があるので、農家に対して、国で組まれている予算や既に出される補正予算の周知を図り、必要ならば、補助金取得に向けた積極的な支援に取り組んでいく必要があると思うが、いかがか。 ◎農政課係長 年度当初の都市農業振興推進員の会議を通じ、引き続き積極的に制度周知していきたい。また、対象となる制度について予算が出るようであれば、事務局として対応していきたい。 ◆(石田委員) 都市農業振興推進員がどの程度活動しているかは不透明なので、追って調査をかけるが、積極的に取りにいき、市に予算を引っ張り、市内事業者にその予算が回っていくことは非常に重要である。このコロナの時期においてはチャンスなので、取れるものは取るよう取組に努められたい。 ◆(山崎委員) 市民農園運営事業について、令和3年度の市民農園数は21か所だと思うが、令和4年度は何か所予定しているのか。 ◎農政課係長 農園数に変わりはない。 ◆(山崎委員) 予算減額の理由を教えてほしい。 ◎農政課係長 本予算の事業費は、地主に支払う固定資産税相当額の費用である。調べた結果、それが減少したため、若干少なくなっている。 ◆(青木委員) 関連して、本予算は市が運営する市民農園と思うが、法人が運営する市民農園は何か所あるのか。 ◎農政課係長 現在市内では、北部は中央林間西に1か所、中部は深見台に1か所の計2か所ある。 ◆(青木委員) 生産緑地面積56.2ヘクタール、生産緑地指定数330か所は全て地主による耕作地なのか、市民農園等も含まれているのか、法人への貸付地も含まれているのか。 ◎農政課係長 330か所には、貸し借りを行っている2か所と法人が運営する市民農園2か所が含まれている。 ◆(青木委員) 市の運営、法人の運営で規定等に違いがあると思う。農機具、水やり等、市の市民農園の場合、利用者が持参することになるが、法人の市民農園の場合も同じような扱いなのか。 ◎農政課係長 法人が運営する市民農園では農具が設置されている。 ◆(青木委員) 保管場所は農業用の納屋なのか、物置なのか。 ◎農政課係長 詳細は分からないが、くわが置いてある場所と考える。 ◆(青木委員) 法人運営の市民農園は何かしらの保管場所があり、手ぶらで来園可能と考えてよいか。
    ◎農政課係長 そのとおりである。 ◆(青木委員) 国、県で保管場所の設置を認めていても、市で駄目としている点もある。他市との差別化を図るためにも、利用者の利便性を考え、対応願いたい。 ◆(山崎委員) 関連して、我が会派も練馬区農業体験農園へ見学に行った。会費は高いが、利用者側からすれば大変利便性が高く、区民と区民以外で値段に差がつくよう補助している。コロナ禍において、食べ物を自分で手に入れる大切さを理解する市民が増えてきたので、他市のシステムを参考に、市民がより農に親しめる環境を模索してほしい。 ◆(青木委員) 関連して、市や法人が運営する市民農園のほか、農業従事者個人が運営する市民農園は存在するのか、もしくは、今後行う予定があることを聞いているか。 ◎農政課係長 農家自らが開設する市民農園は数か所ある。また、随時相談も受けており、将来的な開園希望者もいる。 ◆(青木委員) 営農し続けるのは非常に難しい。畑を残す観点から、泣く泣く市民農園にしているものと思うので、さらなる柔軟な対応をよろしくお願いしたい。 ◆(古谷田委員) 関連して、民間の市民農園は1区画の利用料が約1万5000円と非常に高い。その代わり、水は出るし、農機具もレンタルなので、手ぶらで来園可能となっている。市の市民農園も市民サービスとしてそのようにはできないのか。 ◎農政課係長 そのような声はあるが、民間とすみ分ける意味から、土地だけを借り、それに対する固定資産税相当額のみ支払う方法で運営している。 ◆(古谷田委員) 規制緩和されているし、何かしらの方策を見つけ、市民が使いやすいように検討されたい。民間との差別化は必要であるが、使いやすい市民農園となるよう頑張ってほしい。 ◆(山崎委員) 水田農業対策事業について、来年度のレンゲまつりの予定を伺いたい。 ◎農政課係長 書面にてレンゲまつり実行委員会を開催している。今週金曜日に回収する議決書をもって正式決定としたい。 ◆(山崎委員) 本予算は開催を前提とした費用と解釈してよいか。 ◎農政課係長 そのとおりである。 ◆(青木委員) 関連して、水稲作付面積の増減と収穫量を伺いたい。 ◎農政課係長 平成28年度は、水稲作付面積7.4ヘクタール、収穫量36トン、令和3年度は、水稲作付面積4.8ヘクタール、収穫量24トンである。 ◆(青木委員) 面積はもう少しで半分のところまで減少している。作付面積が減ると、水利組合関係の問題も出ると思うが、水利組合宛てに、存続、利用、運営等について相談があった際、アドバイス等されているのか。 ◎農政課係長 水田の貸し借りで、利用集積の相談やマッチングをしている。また、農政課では、水稲栽培の安定を図るため、井戸水くみ上げのポンプ代、電気使用料に対し、2分の1を上限に補助している。 ◆(青木委員) 水田を存続するのは非常に難しいが、残さなければいけない。難しいことだらけであるが、作付面積が半分に減った結果、休耕地はどのように利用されているのか。 ◎農政課係長 水稲栽培は、機械を所有していれば隣の水田も作付できるような方も中にはいる。そのような農業者とマッチングし、成約すれば利用実績として保全につながるが、余力がある農家は少ないため、作付面積の減少という結果になっている。 ◆(青木委員) まちづくりや人の生活の基本は食だと思う。農業をさらに充実するよう今後も努められたい。 ◆(石田委員) 関連して、水田で使われる水に関して、PFOA、PFOSを調べ、検知したことはあるのか。 ◎農政課係長 井戸水を使用しているが、検査しているとは聞いていない。 ◆(石田委員) 問題意識はあるか。 ◎農政課係長 場所が一ノ関から下和田の川沿いの地区にあるため、PFOA、PFOSの検査地区から遠い。飲み水として使用していないこともあり、現段階では大丈夫だと思う。 ◆(石田委員) 基地隣接地域であるし、PFOA、PFOSが引地川で検出されているので、不安に思う市民が今の答弁を聞けば悲しむと思う。調査にどれだけの費用がかかるか、調べ切れていないが、出るか、出ないかだけでも一回調べることが行政の責任だと思う。しっかりとしたチェックを要望する。 ◎生活環境保全課長 生活環境保全課で、柳橋、福田、代官の地下水のPFOA、PFOSを検査したところ、いずれも基準値の1リットル当たり50ナノグラム以下だった。 ◆(石田委員) 不安に思う市民には、そのような一例を示してほしい。引地川は基地に近く、消火活動等、様々影響を受けていると思う。市全体のイメージが危惧されるので、しっかり調査し、基準値以下であることを周知願いたい。 ◆(古谷田委員) 畜産育成対策事業について、市内の畜産農家は1軒と聞き及んでいるが、どのような事業内容なのか。 ◎農政課係長 市内の畜産農家は、下鶴間の肉牛1軒、下和田の養鶏1軒の計2軒である。 ◆(山崎委員) 緑地保全事業について、ナラ枯れ対策は本事業に入るのか、また、どのような対策をしているか、教えてほしい。 ◎みどり公園課長 本事業の委託料にて伐採や薫蒸をしている。 ◆(山崎委員) 対策内容を教えてほしい。 ◎みどり公園課長 1139本中、171本を処理している。せん孔は見られるが、即枯れて、倒木するのではなく、枯れ枝が落ちるような現象なので、該当する緑地の沿路等の樹木を安全対策上、優先的に処理している。虫は春先に飛ぶので、時期は限られている。ラップを巻き、虫が逃げないような措置は取っているが、ナラ枯れ自体、平成30年度18本だったものが倍増しているので、森林環境譲与税を財源に順次処理している。今後も継続していきたい。 ◆(山崎委員) 様々な対応を行っているが、現状追いついていないのではないか。予算不足では事業はできないが、不安に思っている市民も多いので、来年度以降も予算を入れ、継続的な事業とされたい。  「緑地を取得するために必要な測量調査を行います」とあるが、令和4年度で緑地を指定する予定はあるか。 ◎みどり公園課長 深見歴史の森を対象としているが、みどり基金を充当しているが、コロナ禍の厳しい財政状況の中、買取りまでには及ばないと思う。交渉継続としたい。 ◆(石田委員) 緑化施策の企画・調整・推進事業について、緑化推進の方向性として、予算規模は11万9000円と心もとないが、緑化自体は大変重要なポイントになると思う。本予算の事業内容を伺いたい。 ◎みどり公園課長 予算書に記載の緑のカーテン教室とは、参加料を500円徴収し、泉の森のしらかしのいえに講師を呼び、資材を配り、ゴーヤーによる自宅の緑化推進を図っている。予算的には細々と実施している。午前、午後で100名程度を予定している。 ◆(石田委員) 社会的な問題点を考えれば、緑化施策の企画・調整・推進事業と立てた費目の中身が「ゴーヤーで緑のカーテンを作る」、「予算11万9000円」では厳しい。一方、プロムナードの緑はなぜ切ってしまったのか。 ◎みどり公園課長 プロムナードの緑はみどり公園課の所管ではない。 ◆(石田委員) 緑化施策の企画・調整・推進事業が弱く、やまと公園やプロムナード等の緑がどんどんなくなっている状況は大変問題である。分かりやすい形での緑化推進のため、本事業にはより力を入れてほしい。 ◆(山崎委員) 河川維持管理事業について、草刈りの実施面積予定は年間5100平米と思うが、令和4年度も例年どおりなのか。 ◎下水道・河川施設課係長 例年どおりと考えている。 ◆(山崎委員) 決算では毎年度面積が減っているように見えるが、実施率が予定よりかなり低い理由は何か。 ◎下水道・河川施設課係長 従前は現場作業員が大勢いる部署だったので、作業面積も多く、逆に委託は制限されて、少なかった。事務事業評価に記載されている面積は、委託として出し、作業した面積である。委託する箇所は毎年度変わらないが、草の繁茂、育成具合により、草刈りの面積は多少前後する。 ◆(山崎委員) 草が生えている面積が減っていると理解してよいか。 ◎下水道・河川施設課係長 自然に生えるものなので変わらないのかもしれないが、市で草刈りする場所もあるし、市民要望による作業箇所もあるので、その折り合いから面積が変わっている。 ◆(山崎委員) 草刈りする場所は毎年度決まっているが、その年度の状況により作業面積は変わると理解してよいか。 ◎下水道・河川施設課係長 そのとおりである。 ◆(安藤委員) 公園維持管理事業について、つきみ野1号公園の階段の手すりはかなり老朽化しており、配慮が必要と思われるが、本事業に含まれているか。入っていなければ、安全管理の面からどう全体的に点検しているのか。 ◎みどり公園課長 施設の補修、改築は既設公園等大規模改修事業で対応している。つきみ野1号公園の階段の件は既に承っている。工事費が高額なものは本事業では実施できないので、この中には入っていない。とは言いつつ、歩きやすくする等、軽微なものは適宜対応するが、手すりや新設は高額となるので、別事業で予算化することとなる。 ◆(安藤委員) 事故があってからでは遅いので、なるべく事前に手当てしてほしい。 ◆(石田委員) 関連して、委託料2億4935万1000円の人件費等、内訳は分かるか。 ◎みどり公園課長 公園維持管理の委託項目なら答弁できるが、委託業者の人件費までは把握していない。公園関係の委託業務を抜粋すれば、公園台帳修正委託、公園境界測量委託、包括委託でやっているもの、公園便所浄化槽の清掃委託、ごみ収集もろもろの見積りを取り、予算を組んでいる。 ◆(石田委員) 委託費が適正に支出されているかを確認する際、事業者がどのように予算を使い分け、どれだけ利益を上げているか、具体的に市として把握しているか否かだけ教えてほしい。 ◎みどり公園課長 予算をセットした後の落札となるので、適正と判断する。 ◆(石田委員) 委託は、予算に関してはある程度分かるが、決算が出ない。本件だけに限らないが、予算の使い方の確認が取れないので、議会で適正に支出しているか否かを確認するために、億を超える委託は、事業者から予算の使途に関する資料を個別に徴取してほしいが、どうか。 ◎みどり公園課長 樹木の伐採等は、その指示ごとに報告を受けている。ただ、二百何十か所ある公園でいろいろな作業をする中では、10万円以下、5万円以下の工事は総額で上がる場合もあるが、都度確認し、適正な履行を確認した後に支払っている。 ◆(石田委員) 細かい内容全てをチェックしていたら、委託する意味がなくなってしまう。部分部分で抜き打ちチェックをし、適正性を担保していくことが重要である。 ◆(古谷田委員) 引地台公園・温水プール・立体駐車場管理運営事業について、前年度に比し8283万4000円の増であるが、プール再開に伴う増額と理解してよいか。 ◎みどり公園課長 そのとおりである。 ◆(古谷田委員) いつから再開するのか。人数制限の中身、立体駐車場の台数を教えてほしい。 ◎みどり公園課長 プールの再開は4月9日(土)を目指している。コロナ禍の状況を鑑み、具体の利用制限の中身は答弁を控えたい。立体駐車場の台数は180台である。 ◆(山崎委員) 関連して、令和4年度予算は1億6018万1000円、令和元年度、令和2年度とも決算は約1億5000万円程度である。前回の12月定例会で、プールの利用時間を短縮し、費用を削減したと思うが、令和2年度決算より増額としている理由を教えてほしい。 ◎みどり公園課長 予算書上の前年度予算7734万7000円の中には、令和3年度中のプール閉鎖に伴い、維持管理に要する最低限のメンテナンス費用が含まれている。当然公園管理も含まれるが、当初の協定額からおおむね1000万円下がった額が本年度予算1億6018万1000円と理解願いたい。 ◆(山崎委員) 約1億7000万円になるはずの予算が1億6018万1000円で予算計上されたと理解してよいか。 ◎みどり公園課長 スポーツ課とみどり公園課を合算した5年間の協定額となるが、当初予算では、みどり公園課1億5897万3000円、スポーツ課6855万5000円、合計2億2752万8000円がもともとの協定額となる。対して、令和4年度は、みどり公園課1億6018万1000円、スポーツ課6855万5000円、合計2億2873万6000円である。令和元年度は1億4930万5000円で、今年度との差は1087万6000円となる。令和元年度との差異は1つ前の協定額となるため、後刻回答したい。 ◆(山崎委員) 工夫したことによりコロナ以前より予算額が下がっているのか、下がっていないのならその理由を知りたいだけである。 ◎環境施設農政部長 令和3年度予算はコロナを要因とした減である。コロナ前は1億7000万円程度だったと思うが、令和4年度が1億6018万1000円と減額予算となったのは開館時間を2時間減らしたことが要因である。 ◆(山崎委員) 令和元年度決算は約1億5000万円なので、それと比べると予算増に思えるが、どうか。 ◎みどり公園課長 約1億7000万円になるはずの予算が1億6018万1000円で予算計上されたと理解してよいかとのさきの質疑と併せ回答する。令和元年度の委託費は1億4930万5000円で、今年度との差は1087万6000円である。令和元年度は5年前の協定時の労務単価のため、その部分が増加となっている。 ◆(石田委員) ゆとりの森の管理運営事業について、非常に多くの子供連れやスポーツを楽しむ方が来場し、にぎわいを見せ、本市の一つの顔と言えると思うが、喫茶、軽食、農産物販売所の設置等、新年度に当たり、市から指定管理者に対し新規事業等は提案しているのか。 ◎みどり公園課長 農産物販売は、過去に1回、実施した経緯があるが、結果的にうまくいかなかった。カフェについては、2月に業者に対し可能性の有無を打診したが、ロードサイドでそれなりの面積がなければ厳しいとの返答であった。ゆとりの森を飲食で盛り上げるならば、綾瀬市が導入しているようなキッチンカーのほうが現実的と考える。 ◆(石田委員) 近隣他市の公園等でも、状況に合わせ移動できる屋台的なキッチンカーで販売している。野菜一本やりでうまくいかないのであれば、人がたまるような仕掛けをつくり、地場産の農作物に目が向くような販売も同時に行う等、一体的な事業として考えてほしい。多数の議員から提案のある案件なので、努力していただきたい。 ◆(山崎委員) 公園用地等推進事業の減額理由を示されたい。 ◎みどり公園課長 緑の広場3か所の解除により、原状回復工事の消滅と賃借料により712万6000円の減となる。 ◆(山崎委員) グリーンアップセンター維持管理事業の減額理由を示されたい。 ◎みどり公園課長 財政が厳しい折、委託の仕様を少し見直しつつ、削減を図ったものである。 ◆(山崎委員) 緑化ボランティア等育成支援事業の使用料とは何か。 ◎みどり公園課長 自販機収入を各種事業に割り当てている。 ◆(井上委員) 既設公園等大規模改修事業について、中央林間駅東急裏の柿の木通り公園は、木製遊具の老朽化による撤去後、更地のままであるが、市の考え方を伺いたい。 ◎みどり公園課長 今年度策定の次期公園施設長寿命化計画の初年度に柿の木通り公園の改築を充てる予定である。 ◆(井上委員) 令和5年度改築予定と考えてよいか。 ◎みどり公園課長 そのとおりである。 ◆(青木委員) 関連して「引地台公園改修工事:噴水広場へつながる園路等を整備します」とあるが、整備の必要性と目的について聞かせてほしい。 ◎みどり公園課長 配付資料の引地台公園改修イメージ中、楕円で囲った部分が園路整備予定箇所である。今年度、北側駐車場を芝生広場とする工事に引き続き、噴水広場方向に安全に歩けるよう整地するものである。予算額は約1500万円である。71台ある北側駐車場を180台ある立体駐車場の横へ28台にして集約し、引地台公園のより効率的な施設運営を図ることを目的としている。イメージアップとしての芝生広場整備に引き続き、歩きやすくするため、本工事を予算計上している。 ◆(青木委員) 駐車場を潰し、芝生広場にするのはトラブル等があったからか。 ◎みどり公園課長 公園利用者以外の駐車も多くあるので、指定管理者がナンバーを確認しながら、注意喚起の対策を講じている。 ◆(青木委員) トイレも楕円に囲まれているが、トイレもなくなるのか。 ◎みどり公園課長 トイレの建物は除却済みであるが、アスファルト舗装がそのままなので整地したい。 ◆(青木委員) 既にトイレはないのか。 ◎みどり公園課長 トイレは本年度の工事で除却済みである。 ◆(青木委員) トイレを新設する予定はあるのか。 ◎みどり公園課長 今のところ予定はない。 ◆(青木委員) 本工事について、近隣への説明、意見聴取等は行ったのか。 ◎みどり公園課長 工事に当たり、若葉会自治会長、自治連の中央、上福田両ブロックの理事に工事概要を事前に説明し、若葉会自治会には回覧を配布している。利用者からの意見は特に来ていない。 ◆(青木委員) 公園は市民のためのものなので、遠方からの来園者より、近隣自治会への周知を徹底したほうがよいのではないか。あわせ、利用者からの意見は来ていないとのことであるが、それなりに看板等は設置していると思う。周知はより丁寧に引き続き行ってほしい。 ◆(安藤委員) 関連して、引地台公園改修イメージでは、芝生が広がり、非常に伸びやかである。ただ、71台の駐車場がなくなり、28台分を立体駐車場脇に設置するとのことであるが、高齢者や、身体不自由により車を利用している車椅子利用者もいると思う。このような施設を整備する際、施設の近くに身障者用駐車スペースを設置することが福祉に配慮した優しい大和市の方針だと思うが、そうなっていない。なぜなのか。 ◎みどり公園課長 集約する28台には身障者用駐車スペースも用意している。 ◆(安藤委員) 利用者、特に身体的に不都合のある方は利用施設の近くに欲しい。芝生広場の一部でもよいので、1台分でも、2台分でもそのようなスペースを取るのが福祉や身体的障害者に対する配慮だと思う。それを示すのが行政ではないのか。
    みどり公園課長 昭和58年のオープン当時は無料駐車場が、平成3年のプール完成時は180台の有料立体駐車場が設置され、無料駐車場と有料駐車場が混在する中、立体駐車場の稼働率が上がっていない課題がある。無料駐車場から埋まり始め、有料が埋まるような形で、繁忙期で約70%、閑散期で30%、仮に約50%の利用率では、180台が2回転しても結構な台数が空くことになる。最終的には有料化を目指しているが、稼働率の悪い駐車場を残したまま、新しい駐車場に施設投資するのも課題である。指摘はもっともだが、一度整理統合し、立体駐車場の稼働率を上げることを目的としている。 ◆(安藤委員) 行政が稼働率ばかり求めるのはいかがなものか。 ◎みどり公園課長 当該施設は指定管理で管理しているので、利用料金で指定管理料を少しでも減らす取組自体はせざるを得ない。 ◆(安藤委員) 71台を28台に集約する駐車場も有料となるのか。 ◎みどり公園課長 ゆとりの森等、人気のある公園の駐車場は、受益者負担として、1時間100円、上限600円で運用している。引地台公園は現行1日350円であるが、市側としては、将来的には1時間100円としていきたい。まずは効率的な施設利用のため、無料駐車場を縮小するものである。 ◎環境施設農政部長 駐車場を再編する際、もう一度、身体障害者への手厚い配慮は検討したい。有料駐車場には当然身障者用スペースを設けているが、全体を見直す中で、身体障害者が使いやすいような位置や方法は再検討したい。 ◆(安藤委員) 市は、健康、健康と言うが、市民に優しい基本的な心を忘れてはいけない。身体的に不都合のある方には手厚い優しさをもって接してほしいし、そのような行政の進め方をしてほしい。 ◆(古谷田委員) 関連して、駐車場を芝生広場にする理由が分からない。そのような声が地域からあったのか。どのような人が言っているのか。 ◎みどり公園課長 市民の声というより、市の考えである。駐車場のより効率的な施設運営を図るため、少し台数を絞りたいという目的である。 ◆(古谷田委員) 公園近くに無料駐車場、離れた場所に有料駐車場では、有料駐車場の稼働率が下がるのは当然である。有料駐車場の稼働率を上げるため無料駐車場をなくすとは言うが、ここで確認しておきたい。引地台公園は、広域避難場所なり一時避難場所に指定されているのか。 ◎みどり公園課長 引地台公園は避難場所となっている。 ◆(古谷田委員) 無料駐車場は、災害時、緊急車両が来たり、何かしら使う必要があるのではないか。そのような議論もないまま無料駐車場をなくし、芝生広場とするのはなぜか。ロータリーから大和スタジアムに抜ける延長線上にある支柱は抜き差しできるのか。これまで、消防車両や大型バス等が出入りできていた。 ◎みどり公園課長 機能は変えていないので、進入できる。 ◆(古谷田委員) 支柱はしまえるのか。 ◎みどり公園課長 そのとおりである。 ◆(古谷田委員) 災害時の避難場所となる以上、空間、スペースを空ける意味からも、無料駐車場は必要なのではないか。芝生なら避難もできるだろうが、緊急車両も入れるよう臨機応変に対応できるようにしておいたほうがよいのではないか。何かしら地域の声や市議会の声も聴いて、市民に喜ばれる改修としてほしい。障害者用の駐車スペース等も、施設に近い位置にあったほうがよいのではないか。 ◆(石田委員) 関連して、南側の駐車場も今後有料化を考えているのか。 ◎みどり公園課長 60台ある南側無料駐車場も、有料化の際は基本的に全て対象となるが、条例改正等、必要な手続もあるので、将来的なものと理解願いたい。 ◆(石田委員) 公園改修の大きなポイントは、北側無料駐車場が芝生広場となり、駐車できなくなる点である。タクシー運転士の休憩場所等、駐車場にはいろいろな顔があると思う。コロナ禍で金銭的な厳しさが広がっている中、市民が気軽に来られるような機能を潰すような施策は今やるべきことなのか。経済的な視点も考えた上での整備なのか。 ◎みどり公園課長 時期は考えるべきだが、ゆとりの森には無料駐車場はないし、受益者負担の観点からも市の目指すところは同様の管理で整合を図ることである。将来的には目指さざるを得ないので、課題に向けて対策を打たねばならない点は理解願いたい。 ◆(石田委員) 離れている公園には車で行かざるを得ないので、公園に行こうとすると車が必要不可欠な方もいると思う。そうなれば、駐車場料金が公園使用料となってしまう。公園は基本的に使用料を取って使う場所ではないと思う。引地台温水プールを受益者負担で運営することは一定理解するが、引地台公園を受益者負担で管理運営する考え方はないと思うが、どうか。 ◎みどり公園課長 単純に公園利用者から利用料を取る話ではない。ただ、総合公園は広域的なものなので、市外から車で来園する利用者もいる。そこは受益者負担を願うものである。 ◆(石田委員) 経済状況等を鑑みれば、果たして今やる事業なのか、限りなく疑問であるし、この間の委員各位からの指摘ももっともと思う。その点も踏まえた事業としてほしい。 ◆(山崎委員) 関連して、引地台公園改修イメージ中、楕円で囲った部分のイメージが湧かない。トイレ、ポンプ室を除却し、緑色と白色の部分を全部更地にした状態で、ピンク色の部分からモニュメントに向かう園路を整備する工事に1億5597万円かかると解釈すればよいか。 ◎みどり公園課長 イメージは大まかなものである。トイレは撤去済みであるが、残っているアスファルト舗装を撤去し、整地する工事費用として1500万円予算計上している。 ◆(山崎委員) 1500万円は更地状態にするための工事なのか。 ◎みどり公園課長 歩きやすく更地にする工事と噴水部分から車両が進入できるよう整備する。 ◆(山崎委員) 歩きやすさとは、段差をなくし、更地にすることを言っていて、特段、道を造るものではないということか。 ◎みどり公園課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) ただの土になるのか。 ◎みどり公園課長 車両進入箇所は砕石等で色は変わるかもしれないが、基本的に土である。 ◆(石田委員) 関連して、右側の小さな芝生広場の位置は現状自転車置場と思う。自転車での来園者はどこに自転車を置くのか。 ◎みどり公園課長 最東端の引地台中学校の歩道があった箇所に機能を変える予定である。 ◆(石田委員) 配付資料の引地台公園改修イメージ中に描かれているか。 ◎みどり公園課長 少し斜めに「駐輪スペース」と書かれている箇所である。 ◆(青木委員) やまと公園改修整備事業について、単年度予算3億7486万7000円、うち国庫補助金2億2528万7000円、県補助金524万7000円、市債1億1340万円、一般財源3093万3000円とあるが、工事内容について、設置の必要性と目的、設置物の仕様を聞かせてほしい。あわせて、似たようなものが設置されるようにも見受けられるが、いかがか。 ◎みどり公園課長 やまと公園は、誰もがつい足を運びたくなる公園をコンセプトに昨年1月から改修工事を行い、令和5年2月の供用開始に向けて準備を進めている。芝生広場を整備し、ユニバーサルデザインや防犯にも配慮した快適、開放的な空間とするとともに、休憩所や遊具を備えることで、お子さんから高齢者の方まで、誰もが気軽に利用できる新たなスポットとしたい。配付資料のやまと公園改修イメージを参照願いたい。休憩所は、鉄骨造、平家建て、延べ床面積535.65平米、屋根には太陽光パネル169枚、蓄電設備を備える。小さい赤丸部分が乳幼児向け遊具イメージ、大きい赤丸部分が遊具広場で、面積は約2500平米、複合遊具のイメージは緑枠のとおりである。休憩所デッキ約500平米、擬木製テラス約300平米、芝生広場約3000平米である。 ◆(青木委員) デッキとテラスは、地元からもなぜ似たようなものが2つあるのかと聞かれるのだが、説明されたい。 ◎みどり公園課長 デッキもテラスも擬木である。両方ともそれなりの面積があるが、休憩所前のデッキはイベント時に活用できればと考える。テラスは3段程度の階段状に造り、来園者が座れるようなものを考えている。 ◆(青木委員) 太陽光パネルは北面以外の3面に積載しているように見えるが、どうか。 ◎みどり公園課長 そのとおりである。 ◆(青木委員) 本事業の令和3~4年度継続費は、本年度予算5億1273万6000円、うち国庫補助金3億2688万4000円、県補助金757万5000円、市債1億6380万円、一般財源1447万7000円とある。では、やまと公園改修整備事業費の総額は幾らなのか、あわせて、国、県、市の負担額を教えてほしい。また、本予算執行の内訳について、入札の関係もあると思うので、概算で聞かせてほしい。 ◎みどり公園課長 総額は、令和2年度から令和4年度までの合計で約11億3000万円である。国県補助金がおおむね6割、市費4割で、国県補助金約6億2500万円、県支出金約4300万円である。財源は、地方債が約3億9300万円、一般財源が6900万円である。  予算の内訳は「やまと公園改修整備事業」の説明欄を参照願いたい。「公園大規模改修工事 遊具、植栽、擬木テラス等」が約1億9300万円、「公園大規模改修工事付帯工 照明設備等」が約500万円、「休憩所新築工事(外構工事)ウッドデッキ等」が約5300万円、「休憩所新築工事(内装工事)カウンターテーブル等」が約1100万円、「休憩所新築工事(太陽光発電設備工事)太陽光発電設備」が約7900万円である。「(2)やまと公園改修整備事業(令和3~4年度継続費)」の説明欄を参照願いたい。「公園大規模改修工事給水、排水、電気、外構、園路舗装等」で約2億3700万円、「休憩所新築工事(建築)鉄骨、屋根、外壁、建具等」が約1億9200万円、「休憩所新築工事(電気設備)電灯、監視カメラ、LAN設備等」が約2900万円、「休憩所新築工事(機械設備)給水、排水、給湯、空調、排気設備等」が約3700万円である。 ◆(青木委員) 前回の12月定例会の委員会審査では、私も含め、予算の減額、今後の工事について、様々な状況を見据え、柔軟な対応を要望する旨の討論があった。市の考え方と、現状と対応について聞かせてほしい。 ◎みどり公園課長 令和3年度予算の令和3~4年度継続費は、全て補助金対象となるよう国と協議し、令和3~4年度継続費と令和4年度単年度分での補助金交付の見込みに併せ、令和4年度予算は工事を分割することで協議が成立している。見直しに関する意見は真摯に受け止めているが、事業費の減額のための設計変更や国との協議等を短い期間で行うことは困難なので、令和4年度予算枠としては当初のまま上程した。新年度の工事発注に向けた積算業務の中で、可能な限り事業費の縮減に努めていきたい。 ◆(青木委員) 国の補助金等々について再度説明願いたい。 ◎みどり公園課長 当初より、補助対象として、全て継続費で実施する予定でいたが、補助金が2か年に分かれるため、事業を割り振った。国と調整し、交付いただく旨、協議し、了解を得ている。 ◆(青木委員) 思うところはあるが、この場での意見表明は控えたい。  本整備事業について、近隣への説明等の有無、近隣自治会等からどのような意見が出ているか、教えてほしい。 ◎みどり公園課長 令和2年度中は、新型コロナ感染予防のため、説明会は開催していない。自治連の中央ブロックへ、書面により通知している。市ホームページに工事内容を掲載したり、現場でのイメージ図の貼付等で周知を図っている。令和3年度は、新型コロナ感染拡大の状況を見ながら、地元自治会や商工会議所向けに工事説明や進捗報告の場を設け、いろいろな意見をいただいた。当然公園に対する思いはあろうかと思うので、それらの意見を踏まえ、ゴールを目指して事業を続けていきたい。 ◆(青木委員) 国や県からの補助金が占める割合を考えれば市の単独予算でないことは一目で分かるし、大切な補助金を活用しての事業、その利用者は市民なので、優しい公園としてほしい。また、予算規模から考えれば、大変すばらしい公園が整備され、竣工するものと思う。市民のための公園であるとともに、ぜひ誰もが利用したくなるような公園を整備してほしい。近隣住民からの意見を取り込んだ整備と、夜間閉鎖等、今後の利用について十分に検討すること。工事においては、さまざまな状況を見据え、減額も含め、柔軟に対応願いたい。 ◆(石田委員) 関連して、建設の初期費用、公園の整備に関しては、国、県で6億円、市債で4億円、残り4300万円が市費での負担なので、国、県から予算を引っ張れる点では、経済的にもプラスな部分が多い。一方で、従前のやまと公園と整備後のやまと公園では、年間ランニングコストがどの程度変わると見越しているのか、内訳も含め教えてほしい。 ◎みどり公園課長 やまと公園維持管理は、公園維持管理事業で予算化している。改修前の年間維持費は約351万円、改修後は約604万円と想定している。その主な内訳は、光熱費120万円、シルバー人材センターへの清掃委託費約225万円、樹木剪定約45万円、芝刈り約140万円、休憩所の機械設備等約43万円である。 ◆(石田委員) 全く無計画に造られる公園と言わざるを得ない。ふわふわドームには子供が殺到すると思うが、その管理費は現行ランニングコストには含まれていないのか。 ◎みどり公園課長 今のところ含んでいない。 ◆(石田委員) 管理なしに、好き勝手に遊ばせるのか。 ◎みどり公園課長 今のところ公園常駐者を設ける考えはない。利用状況を見つつ、必要であれば予算化するかもしれない。 ◆(石田委員) 駅近に立地し、市も広告塔にしたいと言っているぐらい目立っているので、多くの子供が駆けつけると思う。となれば、ふわふわドームは混雑するだろうから、常駐者は1人どころではなく、何人も雇用しなければいけなくなるのではないか。加えて、休憩所と呼ぶには豪華な場所にも管理者を一人も置かず、好き勝手に使わせるのか。 ◎みどり公園課長 基本的に常駐者は設けないが、時折清掃員等が入るような利用形態を考えている。 ◆(石田委員) かつて、同規模程度の建物で、管理者がおらず、好き勝手に使えるような施設は市内にあったのか。 ◎みどり公園課長 公園にこれほど大きな休憩所を設置するのは初めてなので、ほかは分からない。 ◆(石田委員) 休憩所に限らず、同規模程度の建物で、管理者がいない状態で使っている施設は市内には一つもないと思うので、予算として計上しないのは非常に無計画であり、掘っ建て小屋を造っているとしか思えない。指定管理とまではいかないが、地域と連携し、管理運営する等、どのようにまちづくりへ位置づけるつもりなのか。 ◎みどり公園課長 休憩所自体は、有料施設ではなく、無料なので、委託となれば包括委託の中で常駐者分の予算増等が将来的にはあるかもしれない。本改修整備事業は、元をただせば、商工会議所や青少年センター跡地の活用に端を発するので、その中での位置づけとして、大和駅、中心市街地活性化、子育て支援の充実にプラスして、幅広い方に利用いただければと考える。 ◆(石田委員) 私の所感であり、決めつけるわけではないが、選挙1年前にこのような事業が始まり、必要性もよく分からないものを何億円もかけて線路沿いに目立つように造り、ふわふわドームや大規模休憩所の運用方法も全く白紙、予算にも計上されていない、ランニングコストは350万円から600万円にしか上がらないことしか分からない。これでは現実から乖離した予算としか思えない。本市のシティーセールスではなく、大木市長のシティーセールスと感じられてならない。公園自体は非常に魅力的であるが、歴史的な樹木をたくさん伐採してまで造るのだから、地域の方々との合意や市民に町ぐるみで一緒に造ったと思ってもらえるような計画、改修のためのストーリーを考えていかなければ、反感が出るのは当然だと思う。 ◆(山崎委員) 関連して、ランニングコストの件は非常に疑問を持った。先ほどのつきみ野駅前公衆トイレの清掃に年間300万円かかっていて、休憩所は225万円という計算は現実的と思えない。公園を造るのはよいと思うが、市民の声が全然反映されていない点がとても引っかかる。建物自体の議案は可決済みなので仕方ないが、備品が計上されている。休憩所での飲食は想定しているのか。 ◎みどり公園課長 飲食不可は考えていない。 ◆(山崎委員) どのような備品を購入するのか、あらかじめ請求して、資料を提供いただいたが、乳幼児のベビー椅子等、利用者の意見を聴かなければ分からない点が多々あるのではないか。税金を使うのだから、一挙に購入するのではなく、少しずつ必要なものをそろえていく柔軟さが欲しい。どういう利用者層なのか、どういう需要があるのか、最初から見定めるのは難しいので、市民の意見を聴き、少しずつそろえるような姿勢を持ってほしい。 ◆(安藤委員) 関連して、前回の12月定例会の委員会審査で休憩所の工事請負契約の締結議案に反対したので、反対した建物の上に乗っかる太陽光発電に賛成する立場にないことは理解願いたいし、今までの経緯をあれこれ言うつもりはない。  芝生広場の芝は人工芝か。 ◎みどり公園課長 ノシバである。 ◆(安藤委員) やまと公園改修に当たり、参考とした南池袋公園に昨年行ってきたが、11月から3月までは養生期間なので、一切立入禁止だった。これだけ大きな芝生広場を立入禁止にできるのか。 ◎みどり公園課長 ブロックを分け、段階的にエアレーションを行ったり、冬場は立入禁止の管理を考えたい。 ◆(安藤委員) 人間は字が読めるから立ち入らないかもしれないが、犬や猫なら隙間から入ってしまうのではないか。入ってしまえば用を足したりもする。管理が大変な、どうしようもないものを造るとしか思えない。前回反対しているので、今回も賛成する気持ちにはなれない。 ◆(青木委員) 関連して、施設管理として清掃員は入るが、見回りをするような人は一切来ないと解釈してよいか。 ◎みどり公園課長 常駐としては置かないが、シルバー人材センターに時間を区切って休憩所や園地の清掃等をしてもらう。プラスして、公園維持管理事業で発注している造園、樹木管理、草刈り等の委託業者に適宜入ってもらい、管理するスタイルでの維持管理を考えている。 ◆(青木委員) ある意味安心した。さきの答弁では清掃業者のみ入るように見受けられたので驚いていた。常駐でないとはいえ、いろいろな方が見回り、点検等に来るので安心した。芝生の養生期間、誰も来ず、無法地帯になってしまっては、何のための養生か分からなくなる。運営上の話ではあるが、ぜひ柔軟に対応願いたい。 ◆(石田委員) 関連して、他の公園は、費用を払い、責任を持って管理運営していただいている。シルバー人材センターは草刈り等、清掃作業員は清掃作業のために回っているのであり、施設やふわふわドームで遊んでいる方々を管理するために来ているわけではない。横目で見ておくとか、そのような指導はあり得ない。我々も、みどり公園課長も真剣に審議していると思うが、課長がこのような支離滅裂な答弁をせざるを得ないような状況に追いやっている人間は誰なのか。私は怒りを覚える。憶測ではあるが、大木市長の長期政権を象徴するような施設ができるのではないか。清掃作業員や草刈りをする人がいるから、見て回れるという考え方はもう成り立たないと思うので、しっかり指摘しておきたい。 ◆(古谷田委員) 関連して、防衛9条は弾力的に使えるようになったが、本事業の補助金は防衛8条なのか。 ◎みどり公園課長 本事業は防衛8条の補助金である。 ◆(古谷田委員) 防衛8条の補助金も、市の実情に合わせて弾力的に使うことはできないのか。 ◎みどり公園課長 防衛9条の交付金と違い、8条は、やるべき事業ごと、工事ごとに採択されるので、残ったとしても、その分をほかに使うことはできない。 ◆(古谷田委員) 国に話を持っていき、補助金をつけてもらった以上、使い切らざるを得ないことは理解した。本当に必要な施設なのか、疑問視する声があるので、行政は丁寧に説明していかなければならない。総額約11億3000万円中、国が6割補助、市債が4割で、市の負担が少ないのは分かるが、借金であることには変わらない。皆に喜ばれる公園になってほしいので、丁寧に、真摯に説明願いたい。  市債約3億円の償還はいつから始まり、その期間は何年なのか。 ◎みどり公園課長 財政課の資料では、やまと公園改修整備事業は、令和2年度分、2年据置きの10年償還、令和3~4年度分、3年据置きの20年償還である。 ◆(古谷田委員) 償還は、供用開始の令和5年2月から始まるのか。 ◎みどり公園課長 完成した翌年からとなる。 ◆(古谷田委員) 前回の12月定例会の委員会審査では、新築工事(建築)金額2億3100万円の工事請負契約の締結について賛成討論をしたが、やまと公園は長年市民に愛される公園であり続けてほしいし、議論して、皆に理解され、喜ばれる公園としてほしい。 ◆(山崎委員) 街区公園等整備事業について、(仮称)緑野青空子ども広場跡地公園の概要を説明されたい。 ◎みどり公園課長 配付資料の(仮称)緑野青空子ども広場跡地公園整備イメージを参照願いたい。工事は今年度をもって協働事業が終了するので、公園で整備し、公園としての維持管理経費を来年度予算に計上している。薄緑のハッチが整備済みの星の子ひろば、その西側0.28ヘクタールを整備するものである。遊具は、ツリーハウス、ターザンロープを設け、西側の南北を走る道路沿いには高さ2メートルの土手を設け、斜面遊び等ができるような形態を考えている。基本的に緑も土も残すため、極力今の形を残していくが、老朽化しているツリーガーデンに設置されている木製遊具はきれいにしたい。他部署で所管している北側のスポーツ広場に防球ネットで囲み、安全対策をしたい。星の子ひろばは夜間閉園しているので、その機能も併せつつ、フェンスで囲み、夜間は閉園する方向で考えている。 ◆(山崎委員) 西側の盛土の高さはどの程度か。 ◎みどり公園課長 高さは2メートルとなる。 ◆(山崎委員) ただ土を盛っているというイメージか。 ◎みどり公園課長 芝まで張る予定はないが、斜面遊びで土のほうがよいのか、多少草が生えるようにするかは、今後考えたい。 ◆(山崎委員) ただの土盛りなら、雑草は自然発生すると思う。泥遊びで汚れることもあると思うが、手洗いは現在もあるのか。 ◎みどり公園課長 新設である。 ◆(山崎委員) トイレはなくなり、ポラリスのトイレを使うのか。 ◎みどり公園課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) 手洗いを新設するのであれば、泥がついたまま入らないよう、ポラリスのトイレに行く前に水道があるほうが現実的と思う。仕様については、今の運営委員会の意見等を聴き、どうすれば効率的なのか、考えてほしい。 ◆(古谷田委員) やまと公園改修整備事業について、ボール遊びエリアの仕様は、バスケットボールなのか、フットサルなのか、ラインは引くのか等、どのような形態になるのか。
    みどり公園課長 幼児が遊ぶことを考慮し、ゴムチップを敷いている。バスケットボール等、スポーツ施設を改めて置く考えはない。 ◆(古谷田委員) 幼児がボール遊びできるような施設コンセプトで考えているのか。 ◎みどり公園課長 転んでも大丈夫なようにゴムチップを敷いたものであるが、幼児だけに使用を限定するものではない。 ◆(古谷田委員) コンセプトをしっかり持って整備されたい。親子の遊びをコンセプトとして考えているのに、シリウスが一杯なのでやまと公園に勉強をしに来た人で埋まってしまっては本末転倒である。  また、夏芝は冬に茶色くなってしまうので、夏芝と冬芝の両方を植える、オーバーシーディングとすべきではないか。ゆとりの森のわんぱく広場は、下がゴムで軟らかい。やまと公園の遊具エリアも同じような仕様を考えているのか。 ◎みどり公園課長 遊具エリアは芝生を考えている。 ◆(古谷田委員) 芝生は養生しないと剥げてしまう。養生のために立入禁止にしてしまったら、遊具を置いていても遊べなくなるのではないか。それならば、ゆとりの森のように転んでもけがをしない軟らかい仕様にする等、柔軟に対応願いたい。 ◎みどり公園課長 遊具エリアはノシバではなく、やまと防災パーク西側の芝生広場同様、踏まれても強いタイプのセントオーガスチンとする予定である。 ◆(古谷田委員) 一番強い芝はサッカー場で使われているティフトン419で、繁殖力が強く、すぐ修復できる。ティフトン419は考えているか。 ◎みどり公園課長 その種類ではない。セントオーガスチンである。 ◆(古谷田委員) ゆとりの森の芝生グランドはティフトン419で、日本サッカー協会からもらって、みんなで植えたものであるが、やはり養生しなければ剥げてしまう。相当しっかり養生しなければ芝が取れてしまうので、考え直したほうがよいと思う。  青木委員の質疑に対し、ウッドデッキ、照明等の費用を答弁していたが、資料として提供願えないか。 ◎みどり公園課長 別途資料請求があれば準備する。 ○(鳥渕委員長) やまと公園改修整備事業費の予算執行の内訳に関する資料を本委員会として請求することに異議ないか。                    全 員 了 承 ◎みどり公園課長 先ほどの古谷田委員のやまと公園改修整備事業に関する質疑で、市債約3億円の償還はいつから始まり、その期間は何年なのかとの質疑に対する答弁について修正する。借入は今後実施するものなので、借入先により償還期間が変わることがある。よって、さきの回答はあくまでも参考と受け止められたい。 ◆(鳥渕委員) やまと公園改修整備事業について、遊具にはインクルーシブ遊具も含まれているのか。 ◎みどり公園課長 2基のインクルーシブ遊具を準備している。 ◆(鳥渕委員) 自閉症協会等、関係団体からの要望が実現することを大変喜ばしく思う。感謝申し上げる。                   午後5時19分 休憩                   午後5時36分 再開 (歳  入) ◆(古谷田委員) 住宅使用料について、市営住宅戸数と滞納者の有無について聞きたい。 ◎街づくり総務課長 市営住宅は564戸、うち509戸の入居者家賃を算定根拠として、滞納繰越分は住宅使用料約380万円を見込んでいる。また、駐車場使用料の滞納として約60万円見込んでいる。 ◆(古谷田委員) 市営住宅内のコインパーキングの収入状況を教えてほしい。 ◎街づくり総務課長 市営住宅地内でコインパーキングとして土地を貸し付けている台数は全体で69台分、その稼働率は令和2年度170%である。駐車場収入は約2000万円、コインパーキング貸付料は約1000万円なので、差引き1000万円が事業者の利益となっている。 ◆(石田委員) 関連して、稼働率170%なので、商売としては非常に順調に推移していると思うが、このような状況を受け、売上げの分、指定管理料を安くするような調整はあるのか。 ◎街づくり総務課長 コインパーキングの事業者は、市営住宅の指定管理とは別である。市営住宅の家賃は入居者の収入により変わり、指定管理者は公募で決めるので、難しいと考える。 ◆(石田委員) 公的施設の駐車場を有料化していく考え方自体、疑問を感じるが、一方で、事業が稼働し、収益が上がっている状況においては、従来ある程度幅を持って使わせていた駐車場も、介護等、必要性が認められなければ使えないような制限を受けているのだから、利用者に対して利益が出るような方向に使ってほしい。  広告掲載料について、どのような広告方法で収入を得ているのか。 ◎街づくり総務課長 街づくり総務課の所管では、コミュニティバスのバス停命名権とバス停の空間に貼り付けるような広告収入を見込んでいる。バス停命名権は年額12万円が13か所である。バス停広告は1年ごとの更新で、現在13事業者が延べ77か所で広告を出しているが、コロナの影響等もあり、どのぐらい広告を出すか、不確定な点があるので、予算上は13事業者1社1広告として、1か所当たり年間6000円、合計約7万8000円を見込んでいる。 ◆(石田委員) 駐車場の有料化等で稼ぐのではなく、広告費として稼ぐのはよい方法と思う。例えば、コミュニティバスの車内アナウンスを活用する等の営業を行うなど、ぜひ検討してほしい。 ◎環境管理センター所長 同じく、広告掲載料について、廃棄物対策課の所管では、20リットルの家庭系指定有料ごみ袋の外袋に2点、1件当たり7万5000円、15万円の収入を見込んでいる。市が所有する塵芥収集車両側面の広告で1台当たり6万6000円を9台分、59万4000円を見込んでいる。 ◆(山崎委員) 雑入について、道路管理課と建築指導課にあるその他収入のコピー等利用料とは何を指すのか。 ◎道路管理課長 道路管理課では、道路台帳平面図のコピーサービスとして、主に不動産関係、建築関係の業者がコピーを取っている。 ◎街づくり施設部長 建築指導課では、建築計画概要書のコピーサービスとして、年間1万2400枚掛ける10円で12万4000円を計上している。 ◆(山崎委員) 想像するにとても大きなコピーと思うが、コピー料金は高いのか。 ◎街づくり施設部長 一般的なA4サイズが数枚つづりとなっている。1枚印刷するごとに10円徴収している。 ◆(山崎委員) 情報公開コーナーでは1枚10円であるが、こちらも同様か。 ◎街づくり施設部長 当部の管轄ではないが、料金設定は同様の考え方である。 (債務負担行為)   な  し (地方債)   な  し                      質疑終結                       討論 (反対討論) ◆(安藤委員) 全体的に御苦労いただいた予算だと思うが、前回の委員会でも反対の立場でいろいろと討論したやまと公園改修整備事業が計上されている。全体的にはよいとしても、どうしてもその1点が看過できない。予算案全体を承認すれば、それも承認することになり、私の信条に沿わないので反対する。 (賛成討論) ◆(井上委員) 一部の公園の公共トイレやつきみ野駅前公衆便所を廃止し、コンビニにその役目をお願いする以上、オーナーへのきちんとした説明や協議を要望する。  やまと公園改修整備事業について、本日出た意見をよく検討し、今後柔軟な対応をするよう申し述べ、賛成討論とする。 (反対討論) ◆(石田委員) 我が会派として反対の立場で討論する。  公共トイレをどんどん廃止する一方、コロナ禍でセンシティブな状況にもかかわらず、コンビニオーナーへ手挙げ式で公共のトイレ協力店の要請をするのは無神経極まりない。従前より準公共トイレとして機能し、借りがあるのだから、逆に感謝の意を示す事業としてほしい。  引地台公園の改修について、無料駐車場が芝生広場に替わることは看過できない。プールの指定管理者をおもんぱかってのことだとは思うが、このような部分のお金を問題視し、無料駐車場を消していく一方、やまと公園改修整備事業では大胆に支出している。国、県の補助が大きな割合を占めているとはいえ、市債はおいおい返していかなければならないし、ランニングコストの問題では、子供の安全等、全く精密さを欠くものである。このようなコンセプトも見えない中、やまと公園改修整備事業という大きな支出を含む環境建設常任委員会所管関係の予算に賛成することはできないので、反対の立場を取りたい。 (反対討論) ◆(山崎委員) 全体的には賛成したいが、本日の議論を聞き、公園関係の予算はもう一度考えてほしい。全然市民の声が見えてこない。仮に予算が通ったとしても、誰のための公園か、そこはもう一度考えてほしい。どうしたら使いやすくなるか、誰が使うのかをよく考えてほしい。ベンチの設置等、未来につながるよいところもあるので賛成したいのだが、苦渋の選択である。やまと公園改修整備事業の部分は市民の了解が得られるとは到底思えない説明なので、反対する。                      討論終結                       採決                      可否同数           委員会条例第16条の規定により、委員長は可決と決する               環境建設常任委員会所管関係原案可決                   午後6時01分 休憩                   午後6時02分 再開 △日程第4 議案第18号、令和4年度大和市下水道事業会計予算                     市側より説明                  ( 質 疑・意 見 ) ◆(石田委員) 下水道使用料について、本市は段階的に下水道料金を値上げしていくと言っているが、コロナ禍での判断は非常に難しいと思う。現在の検討状況、見通しを教えてほしい。 ◎下水道経営課長 下水道使用料負担水準を示す係数として、国は経費回収率を定めている。汚水処理に係る費用に対し、下水道使用料収入がどの程度の割合であるかを示すものであり、100%以上であることが必要とされている。本市における下水道使用料の改定は平成30年4月に実施したが、直近の令和2年度決算における経費回収率はいまだ87%であり、下水道使用料の引上げが必要な状況であることは明らかである。しかし、今後の下水道使用料改定に当たり、現在の新型コロナウイルス感染症の収束が不透明なことから、今後の市民生活や市内の経済活動への影響を注視しつつ、慎重な検討が必要と考えている。 ◆(石田委員) 非常に賢明な見通しだと思う。仮に新型コロナウイルスの感染状況が収まったとしても、その後も経済的な負荷は続くので、それがどうなるか、全く見通せない。そういった状況の中、事業者や市民に対し強い負担を強いる下水道料金の値上げは当面考えていないことが確認できたので安心した。  北部浄化センター汚泥焼却炉が耐用年数を迎え、造り替えを考えていたと思うが、来年度予算には計上されていない。どういう経緯なのか、教えてほしい。 ◎下水道・河川施設課係長 汚泥焼却炉は耐用年数を過ぎていることから、令和4年度に詳細設計を行い、令和5年度から更新工事を実施する予定としていたが、国より脱炭素化の方針が示され、市においても、脱炭素化を進めるには、焼却炉を含めた下水処理場の脱炭素化が大きなウエートを占めていることから、事業着手を先延ばしし、令和4年度には、地球温暖化対策の観点から、改めて検証を行いたい。 ◆(石田委員) 大変すばらしい判断と思う。下水汚泥の焼却により発生するCO2の量は計り知れないし、加えて焼却には非常に費用がかかるし、焼却灰の業者引取り費用が発生する。そのようなもろもろのコスト、環境負荷を考えたとき、SDGsという持続できる社会をつくっていかなければならないという流れの中ではあり得ないことと思っていたので、そこを再考するに至った市の判断を高く評価したい。 ◆(山崎委員) 収益的収入の他会計負担金は一般会計からの負担だと思うが、合計額を教えてほしい。 ◎下水道経営課長 一般会計からの負担金は、予算上、何か所かに分けて計上している。令和4年度の合計金額は15億514万6000円である。 ◆(山崎委員) 一般会計の下水道事業会計負担金14億9216万4000円との差額はどう解釈すればよいのか。 ◎水質管理センター所長 中部浄化センターで受け入れている、し尿等処理費を一般会計で負担している。下水道経営課長の「何か所かに分けて計上している」とのさきの発言は、そういう意味合いである。 ◆(山崎委員) その差額分は一般会計のどこから来ているのか。 ◎下水道経営課長 し尿処理運搬事業の負担金、補助及び交付金1298万3000円である。 ◆(山崎委員) 一般会計の下水道事業会計負担金とし尿処理運搬事業の負担金、補助及び交付金を足すと15億514万6000円となるのか。 ◎下水道経営課長 そのとおりであるが、正確な合計は15億514万7000円となる。1000円未満は、歳出では切り上げ、歳入では切り捨てて予算計上するため、1000円の差額となる。 ◆(石田委員) 本市議会は、国に対し、全会一致でバイオガスプラントを推進していく旨の意見書を送付しているが、この間、市ではどのような検討を行ってきたのか。 ◎下水道・河川施設課係長 下水汚泥の有効利用について提案いただき、バイオマスの利用を検討した。委託において、下水汚泥処理についても、一通り検討した。焼却炉の老朽化が非常に進んでいるため、バイオマスの有効利用は、もう少し期間を空け、20年後の中期的な目標として設定していたが、国から脱炭素化の方針も出たので、改めて検討し直している。 ◆(石田委員) 検討内容を聞きたかったので、後日伺うこととしたい。                      質疑終結
                          討論 (賛成討論) ◆(石田委員) 下水道料金に関して、コロナの状況を鑑み、値上げを考えていないことは非常に高く評価できる。また、下水道汚泥の有効利用、バイオマスプラントは、環境的にも、経営的にも、金食い虫となってしまっている下水道事業から稼ぎを出したり、まちの魅力を創出していく大きな事業となり得る底力があると思う。その部分の検討が始まったことを非常に高く評価し、積極的に賛成する。                      討論終結                       採決                   全員賛成 原案可決                   午後6時20分 休憩                   午後6時21分 再開 △日程第5 陳情第4-3号、やまと公園改修に係る工事請負契約の見直しについての陳情       書 ○(鳥渕委員長) 本件について、陳情者から意見陳述の申出があるが、いかがするか。                    全 員 了 承 ○(鳥渕委員長) 意見陳述を許可することとする。  意見陳述者は、前方の陳述席へお進み願いたい。  審査の流れについて説明する。  意見陳述者は、自己紹介も含めて5分以内で簡潔に意見陳述をお願いする。なお、5分の時点でお知らせするので、速やかに終了願いたい。終了後、委員から意見陳述者に対して質疑がある場合がある。質疑が終了したら、意見陳述者は傍聴席にお戻りいただく。その後、委員による審査を行う。  ただいまから意見陳述をお願いする。発言の冒頭に自己紹介をしていただいた上で発言をお願いする。 ◎星隆氏 陳述者 陳情者の星である。私が、本定例会に対し、陳情書を提出し、もって大和市議会において、やまと公園改修に係る工事請負契約の見直しを検討していただきたいと考えた事由とは、前回の12月定例会における環境建設常任委員会の議事録を拝読した際、ある疑問を抱いたからである。その疑問とは、例えば公共建築課長は、青木委員による「新築工事(建築)の金額2億3100万円は、面積単価が高額に感じる」との質疑に対し「高額に思える面積単価は、開放的な空間とするコンセプトから、柱の間隔を広めに取った分、はりの部材が大きくなり、材料費が高くついたこと、外壁面に採用したカーテンウオールの材料費が割高なこと、メンテナンス費用縮減のため、汚れがつきにくく、耐久性のある部材を使用したこと、平家建てのため、2階建て等に比べ若干割高になっていることが理由として挙げられる」と答弁したところ、当該2億3100万円の適正については、単に高額な材料を使用するというコスト高を説明するだけでは足らず、一般的な材料を使用した場合に比して、高額な材料を使用する場合の増額となる差額はもとより、わざわざ高額な材料を使用しなければならない費用対効果を含む必要性を勘案することで、初めて担保でき得るものなのである。  しかるに、本会議はもとより、環境建設常任委員会においても、そのような具体的な単価に基づく積算等の議論が尽くされた形跡が見受けられないところ、みどり公園課長は「公園改修整備に約6億円、休憩所整備に約5億円を予定している。やまと公園休憩所新築工事(建築)概要の資料中、3.関連する主要工事として、建築以外に、令和3年度契約では、電気設備、機械設備、令和4年度予算では、太陽光発電設備工事、外構工事、家具工事となる」と答弁する一方で「予算に関係するので、細部の答弁は控えたい」と答弁し、さらには「契約案件なので、設計内容は業者に全て公開している」と答弁する一方で「総務課情報公開係からであれば、黒塗り部分がどの程度となるかは分からないが、計画図面の閲覧は可能と思う。ただ、大量なので、この場では提示できない」と答弁するとともに、環境施設農政部長においても「設計図面は入札で使用されており、当然公開対象となるので、この場に用意できなかった点は大変申し訳なく思う。部数は少ないが、主な平面図や構造図であれば、設計書から抜粋し、この場にて提示したいが、いかがか」と答弁している事実に鑑みれば、そもそも論として、現状、大和市議会の議員は、執行機関が保有する設計図書を含む予算関係の資料については、執行機関が任意に提供する資料の一部、もしくは一般私人同様、情報公開制度において公開される程度の情報(内容)しか確認しておらず、結果、当該事業の是非はもとより、各予算の適否につき、十分な精査が行われていない状況であったことは言うまでもなく、したがって、さらなる議論を重ねることが望まれるものである。  なお、当該議案が議長の同意により可決された事情を顧慮すれば、さらなる議論においては、単に予算の可否のみを採決するのではなく、許容でき得る安価な材料を使用するとか、不要なものは排除する等して、予算の削減を検討課題とすることが、大和市の財政に照らし、最もよい解決策であることを付言し、意見陳述とする。 ○(鳥渕委員長) 意見陳述が終わった。意見陳述者に対して質疑はあるか。 ◆(石田委員) 意見陳述で私もそうだなと思ったことは、高い材料があるからという理由のみで、それと比して安い材料は幾らで、金額に幾ら開きがある、なぜこれだけ高くしなければいけないのかという説明がなかった点について、非常に腑に落ちた。  この間もやまと公園の議論はされてきたが、本日の議論を聞き、どのようなことを感じたか。雑駁で構わないので、感想を伺いたい。 ◎星隆氏 陳述者 午後からずっと傍聴していたが、本日配付されたやまと公園改修整備事業 事業費内訳では、国と県の支出が入り、約6億円支払われる旨の記載があった。国の支出を担保するため、これから金額を下げる、下げないの調整は難しいようなことを言われていたが、どのような担保で国から支出されているのか。 また、県の支出に関して、所管する都市公園課からやまと公園への支出計上が見当たらなかったので、県からどのような支出金が支払われているか、その内容の具体的な精査が十分にされていない。それなくして、ただ金額だけが先走り、それに拘束されることはとても乱暴な議論だと考える。 ◆(石田委員) 防衛8条補助金がどのような条件で交付されて、補助金がついているから事業は変更できないというような説明は乱暴で、しっかり防衛8条補助金の交付要件を見て、減額できる部分、変更できる部分を検討すべきと受け取った。まったくもってそのとおりで、防衛8条の部分をしっかり検討し、どのような変更が可能か、議会としても確認する必要があると思う。 ○(鳥渕委員長) 以上で意見陳述者に対する質疑を終結する。意見陳述者は傍聴席にお戻り願いたい。                  ( 質 疑・意 見 ) ◆(石田委員) 星氏だけでなく、市民からこのような疑念の声が上がるのは当然だと思う。本陳情を受け、市はどのように受け止めていのか。 ◎みどり公園課長 やまと公園改修に係る工事請負契約の議案第60号は、昨年11月25日に上程し、12月21日に同意されているので、特にお話しすることはない。 ◆(石田委員) 心中は多少察するが、しっかりと受け止める必要があると考える。  今後、市民に対し、こういった説明をしていく場を設ける気はあるのか。 ◎みどり公園課長 決算の場等で事業の報告をする。 実際の工事を進めるに当たり、当然工事の内容は周知し、安全に進めたい。 ◆(石田委員) 今回のやまと公園改修整備工事は、一般の改修工事等に比して市民からの負の声、批判が強いものであることを受け止め、事業を進めていくに当たっては、他の事業と同列に考えるのではなく、議会に対してしっかり説明するよう考えてほしい。                    質疑・意見終結                       討論 (賛成討論) ◆(石田委員) 市民から、やまと公園改修整備に係る工事請負契約の見直しについての陳情が出てきたことは非常に重く受け止めなければいけない。また、本陳情の趣旨は、「大和市においては、やまと公園改修に係る工事請負契約に関しては、その内容について見直しを検討していただきたい」と非常に抑えた要望だと思う。この間のやまと公園に関する議論では、ほぼ全ての委員から見直し等を求める声があったので、賛成すべきと感じる。                      討論終結                       採決                      可否同数          委員会条例第16条の規定により、委員長は不採択と決する                   午後6時34分 閉会...